2019.1.5 (土) スイバ
職人系の会社、製造系の会社は正月休みが長い。当方は事実上、元日から稼働しているから、それから今日までのあいだには、既にしてあちらこちらの取引先に注文や相談をしたいことが積もりつつある。緊急を要するところには、折り返し電話を寄こすよう記したものをファクシミリで送信したりもするが、これはまぁ、気休めのようなものだ。そしてカレンダーの来週月曜日のところに貼ったポストイットには、連絡すべき先として、既にして5社の名が記されている。
それにしても寒くない冬だ。「凜冽」と表現したくなるほどの寒さは昨年末に1度だけあった。しかし今朝は暖房を入れようか入れまいか迷うほどの暖かさだった。ホンダフィットのフロントガラスに霜が降りたのも、昨年末を最後として、以降はまったく見られない。もっともこのまま徐々に気温が上がって春になる、ということはないだろう。
食器棚に置かれた日めくりカレンダーの、1月5日のページにはスイバの絵が描かれている。スイバが食べられることを、僕は今日、初めて知った。スイバは地面に深く根を延ばして始末に負えない。16歳の夏に自由学園の那須農場で、このスイバと悪戦苦闘をした覚えがある。野球場より広い土地にひとりで置かれ、スコップ一丁でスイバに立ち向かうのだ。トラクターが迎えに来てホッとしていると、連れて行かれた先は、またまたスイバの繁殖した牧草地だった。
スイバは肉料理にも鍋物にも合うとカレンダーには書いてある。僕が46年前に掘ったそれは、不気味なほどに大きかった。春先から秋まで放っておくと、そこまで育つのかも知れない。
朝飯 鮭の昆布巻き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、焼きトマトを添えた目玉焼き、ほうれん草のソテー、ふきのとうのたまり漬、メシ、椎茸と長葱の味噌汁
昼飯 バターとふきのとうのたまり漬を添えた焼き餅
晩飯 松前漬け、マカロニサラダ、塩らっきょう、鮭の麹漬け、椎茸とほうれん草の玉子焼き、刻みキャベツとプチトマトを添えた豚の「にんにくのたまり漬」焼き、芋焼酎「櫻泉」(お湯割り)、「久埜」の水羊羹、”TIO PEPE”