2018.12.22 (土) 何故にビール
「人間の価値は、どんなヤツと酒を飲んでいるかで決まる」と言った人がいる。その解釈からすれば、独酌を好む僕の人間的価値はゼロ、ということになる。そんな僕も、たまには集団で飲む。今日は18時30分より、町内役員による忘年会が開かれる。昨年はこの忘年会に、少々お金を使いすぎた。今年はすこし締めなければならない。僕は会計係である。
「うーっ、寒っぶー」と身を縮めつつ店へ入るなり「取りあえずナマね」と頼む人が、日本にはいささか多すぎやしないか。寒いなら燗酒なり焼酎のお湯割りなりを飲めば良いではないか。冬の寒さを呪いながら、冷凍庫から取り出したばかりの霜の降りたジョッキに注がれたビールを所望するとは、どのような神経によるものか。
更には、ビールはアルコール度数が低い。よってこれを好む者は何杯も干して飽くことを知らない。会計係としては、そのあたりを牽制する必要がある。生ビールの注文は経費をいたずらに増大させる旨を、今日はあらかじめ町内役員のグループラインに流しておいた。
数時間後、その生ビール好きの協力もあって、本日の宴会はクエ鍋を頼んだにもかかわらず、無事、予算内に収まった。今回のことは、来年の12月まで覚えておくことにしよう。
ところで「ネパールのビール」という珠玉の文章がある。いまamazonで調べたところ、単行本は1円、文庫本は100円で出ていた。「取りあえずビール」派は特に、読むべきと思う。
朝飯 蓮根のきんぴら、切り昆布の炒り煮、納豆、トマトのスクランブルドエッグ、冷や奴の「なめこのたまり炊」のせ、広島菜漬け、じゃこ、メシ、揚げ湯波と玉葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「和光」のお通しの巻湯波と鱈子の炊き合わせ、刺身の盛り合わせ、タン塩焼き、クエ鍋、その鍋で整えた雑炊、お新香の盛り合わせ、焼酎「眞露」(お湯割り)