2018.12.19 (水) 新らっきょう
店の入口の右側に季節の書を掛けている。おとといまでのそれは「冬耕」だった。それをきのう「新らっきょう」に掛けかえた。
らっきょうの季語は夏6月。収穫は季語に等しく夏のはじめ。それがなぜ、完成までに半年ちかくもかかるかといえば、塩漬けによる乳酸発酵に3ヶ月。その発酵が止まったら一粒ずつ頭と尻尾を落として皮を剥く。以降は異なる濃度の甘酢に複数回を漬けていき、最後に「日光味噌のたまり」で仕上げる。そういう複雑な工程を経ての、師走の新らっきょうである。今年も無事の蔵出しができて、とても嬉しい。
ところで今日は大安にて、午前のうちに門松が届いた。昨年から取り引きをするようになった業者の門松は中々の立派さで、満足をしている。門松を飾る期間は地域により、または家により異なる。ウチは新年の14日まで置くため、ほとんどひと月のあいだ飾れることになり、何となく得をした気分だ。門松の届けについては、来年からも早めの日を指定していきたい。
朝飯 塩鮭、納豆、トマトとほうれん草のソテー、なめこのたまり炊、ふきのとうのたまり漬、メシ、シジミとアスパラ菜の味噌汁
昼飯 きのうの朝食の一部を流用した弁当
晩飯 らっきょうのたまり漬とツナとレタスとトマトのサラダ、トマトと根菜類のスープ、玉葱とベーコンのオムレツ、「進々堂」の2種のパン、マーマレード、オレンジキウィのジャムとレバーペースト、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”