2018.12.15 (土) 南天
今年の12月上旬は異常な高気温が続き、列島には夏日を記録したところもあった。しかし先週の末ごろからは急転直下の寒さにて、それまでが暖かかっただけに、その気温の低さが余計に際立って感じられる。もっともユニクロのヒートテックとフリースのセーターを重ね、そこにウィンドブレーカーを羽織れば自転車に乗れるのだから、今の寒さがこの冬の気温の下限であるはずはない。年末から新年にかけて、寒さはますます厳しくなるだろう。
それはさておき店頭の風景が、このところめっきり年末らしくなってきた。「年末らしさ」とは多分、業種業態によって違う。おなじ業種業態でも土地が変われば、その「らしさ」はまた異なってくるだろう。自身を振り返ってみれば、なにやら落ち着かない気分のまま大晦日まで突き進んでしまいそうな予感がしている。
それはさておき、お客様から立派な南天をいただいた。「南の国から渡来した」と書けば大層なものに感じられるけれど、それほどでもない壺を長男は蔵から店に運び、そこにその南天を活けた。
「南天は難を転ずる」とは、オフクロがつねづね口にしていたことだ。南天はお客様がお茶をお飲みになる一角に静かにあって、店の、今年から来年への橋渡しをしてくれるように、僕には見えている。
朝飯 じゃこ、塩鮭、納豆、野菜の素揚げ、スクランブルドエッグ、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 じゃこ、梅干し、納豆、ごぼうのたまり漬、塩鮭、蓮根と昆布の佃煮によるお茶漬け
晩飯 マカロニサラダ、鶏の唐揚げ、広島菜漬け、きりたんぽ鍋、麦焼酎「いいちこ」(お湯割り)、蓮根菓子「西湖」