2018.12.13 (木) 倉庫群の一角にて
今年の大根の出来を確かめるため、午後、長男の運転するホンダフィットの助手席に収まって、栃木県の南部を目指す。作柄はおおむね上々のようだった。その理由として、12月に入って以降も暖かい日の続いたことを挙げた人がいた。しかしそれは、いくつもある条件のひとつに過ぎないような気がする。
冬の日の斜めに差す街道を今度は北上して宇都宮に入る。13歳で病没した妹の同級生を名乗る人に、昨年、長男は意外なところで声をかけられた。今夜はその人と会食をすべく、南宇都宮駅ちかくの倉庫群には17時40分に着いた。
60年ほど前に建てられたと思われる倉庫を改修した料理屋は、剥き出しの天井が高いところにあるものの、とても暖かかった。我々の席は、人の声さんざめくホールとは大きな暖簾で仕切られた、落ちついた空間にあった。食事は3時間ちかくに及んだ。僕は日本酒をかなり飲んで、かなり酔った。来年は干支は「つちのと亥」。妹が生きていれば、どのような60歳になっていただろう。
朝飯 切り昆布の炒り煮、おでんあれこれ、マカロニサラダ、納豆、トマトのスクランブルドエッグ、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とレタスの味噌汁
昼飯 「大貫屋」のチャーハン
晩飯 「了寛」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、其の七、其の八、其の九、日本酒(燗)