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清閑 PERSONAL DIARY

2018.11.30 (金) 伝説の検証

「おじちゃんが肩をスッ、スッと2回、撫でたら、上がらなかった腕がその場で上がるようになった」という話は「本酒会」のイチモトケンイチ会長から、これまで何度も聞かされていた。それは10年か20年ほども前のことで、近隣の知り合いたちと1台のクルマに乗り合わせ、群馬県の整体院を訪ねたときのことだという。

そのイチモトケンイチ会長の話を聞くたび「へー」とは思ったが「へー」以上の感想は特段、浮かばなかった。「人ごと」だったからに他ならない。

今月の「本酒会」は16日の金曜日に鰻の「魚登久」で開かれた。そのときイチモト会長は久しぶりに「ふた撫で」の話を持ち出した。そして今度こそは、僕はその話に食いついた。10月の下旬以来、日光市内で3回、栃木市で3回の、計6回の鍼灸治療を受けても、頸椎と右肩胛骨のあいだの痛みは変わらず続いていたからだ。イチモト会長の薄れつつある記憶を元にiPhoneのgoogleで探した結果、その治療院は今も存在していた。僕の背中の痛みも「ふた撫で」で治るだろうか。

07:35 ホンダフィットを日光宇都宮道路の今市I.C.へと向ける。
07:52 日光宇都宮道路を徳次郎I.C.で降りて宇都宮I.C.から東北道に乗る。
08:17 岩舟JCT.で北関東自動車道に乗り換える。
08:47 高崎I.C.で関越自動車道に乗り換える。
08:55 関越自動車道を前橋I.C.で降りる。
09:24 伝説の治療院に着く。自宅からの距離は136.8Km。

待合室に先客は3名。そのうち増えて、僕も含めて7名の待ち客。

「すぐに効くということでもないので、3日は様子を見てください。続けての治療は却ってよくありませんのでね。3日経って症状が残るようでしたら、またいらっしゃってみてください」と、受付の女の人が電話で話している。僕とおなじく「ふた撫でで治る」とか「ギックリ腰で来た人が小走りで帰った」というようなことを伝え聞いて施術を受けた人からの電話だろう。

予約の際に「治療に要する時間は2、3分」と念を押されていた。何しろ「ふた撫で」なのだから、そのようなことは承知の上だ。僕が呼ばれたのは10時20分のころだった。先客が3名にもかかわらず1時間ちかく待たされたのは、先生が「気」を溜め込むための休憩を取っていたからかも知れない。

施術室に入ると、代替わりをしたらしく、先生は僕よりだいぶ若い人だった。先生は僕にうつぶせになるよう促した。先生の片手が僕の右肩の下に、もう一方の手は右肩の上に置かれた。間を置かず、まるで懐炉でも押し当てられたように、その部分が暖かくなる。続いて左の肩にもおなじ術が施される。治療は5分ほどで終わった。治療費は、イチモト会長に聞いていたそれよりほんのすこし上がっているだけだった。

10:33 施術院の駐車場を出発。
10:55 前橋I.C.から関越自動車道に乗る。
10:59 高崎I.C.で北関東自動車道に乗り換える。
11:35 岩舟JKT.で東北自動車道に乗り換える。
11:25 宇都宮I.C.で東北自動車道を降り、日光宇都宮道路に乗る。
12:10 帰社。帰りの距離計は134.2Km。

とりあえず、3日は様子を見てみよう。


朝飯 ほうれん草の胡麻和え、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、秋刀魚の梅生姜煮、ふきのとうのたまり漬、炒り豆腐、メシ、けんちん汁の具を具にした味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ソーセージの中身とアスパラ菜のソテーパン無花果とベビーリーフのサラダとふかし薩摩芋を添えた羊のロースト林檎のクランブル“CHATEAU DUCRU BEAUCAILLOU 1982”


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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