2018.11.28 (水) 庭の椿
10時30分より社会保険労務士のオカザワセキヤさんが来る。そして今年の暮の賞与について、あれこれと助言を受けつつ、その金額を決めていく。この仕事を終えると、ひと息を入れたくなって「さて、どこへ行こうか」と考える。向かったのは、すぐそこに見えている隠居の庭である。
アルミニウム製の柴折り戸を開けて、先ず驚いたのは、いかにも柔らかそうに地面を覆っている、モミジの葉の多さだった。そこから塀と玄関のあいだの細い径を伝って広いところに出てみる。
庭の真ん中に大きく育った枝垂れ桜は、その葉の量があまりに多かったため、先月、植木屋に剪定をしてもらった。11月の上旬にひとつだけ残っていた紫陽花の花は、それから20日を経た今も、薄紫色を保ったまま茎の先端に上を向いている。藤棚の藤豆も、いまだ枯れ落ちてはいない。
それはさておき、今日、はじめて気づいたことだが、この庭には椿が異常に多い。それほどの面積とも思われないところに、数えてみると十数本があった。これほどの数を植木屋が植えることは考えられない。とすれば、実生から育ったのだろうか。
椿の木は、いまだたくさんの花を咲かせている。それらの紅色を視界の内側に置いてあたりを眺めてみれば「冬ざれた」という印象は湧きづらい。ただし水道の元栓は、霜の降りる前に閉めた方が良いだろう。そしてそのことを忘れないよう頭の中に反芻しつつ店へと戻る。
朝飯 ほうれん草の胡麻和え、納豆、紅白なます、秋刀魚の梅生姜煮、じゃこと大根の葉の乾煎り、ふきのとうのたまり漬、メシ、けんちん汁の具を具にした味噌汁
昼飯 ふきのとうのたまり漬の溶かしバターを添えた焼き餅、焼き海苔
晩飯 コーンビーフとベビーリーフのサラダ、パン、ほうれん草とジャガイモのマッシュとエリンギのソテーを添えた鯛の網焼きトマトソース、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”