2018.11.9 (金) 対策は簡単
「渋滞で、どこも見られなかったよー」と落胆をされる観光のお客様が、紅葉の季節の日光には珍しくない。対策は簡単だ。
1.週末や祝日に来ることは可能な限り避ける。連休は絶対に避ける。
2.宿は、日光や鬼怒川のひとつ手前の今市に予約する。
3.夕食は、宿から気軽に行ける食事処や居酒屋で摂る。旅行気分を満足させ、且つ美味い店はいくらでもある。店の名前や場所は、信頼できそうな地元の人にあらかじめ訊いておく。
4.紅葉は、小来川から足尾へ抜ける道で観る。あるいは名もない農道から観る。渋滞どころか、すれ違うクルマもほとんどいない。
5.二荒山神社、東照宮、輪王寺のいわゆる「二社一寺」を見物したい人は、真冬にまた来る。雪、杉の巨木、壮麗な社殿や伽藍の組み合わせは息を呑むほど美しい。
6.日光、鬼怒川、川治、奥鬼怒の温泉に浸かりたい人は、真冬にまた来る。冬の寒さと温泉の暖かさのメリハリが素晴らしい。また、宿泊料も安い。
7.華厳の滝や戦場ヶ原などの自然に親しみたい人は、真夏にまた来る。奥日光や奥鬼怒に吹きわたる風は肌に心地よく、緑は目に眩しい。
と、地元にいる僕がこのようなことを言い続けても「じゃ、それ、やってみよう」という人がほとんどいないのは、僕の発信力が「蚊の叫び」ほどの微弱さであることもあるけれど、人は実は、人と同じ時に、人と同じ場所に殺到して、押しくらまんじゅうをするのが好きなのかも知れない。
朝飯 細切り人参の炒り煮、蓮根のきんぴら、納豆、大根と豚三枚肉の炊き合わせ、なめこの醤油煮、ほうれん草のおひたし、大根のたまり漬、メシ、揚げ湯波と蕪の葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「炉心庵」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、其の七、其の八、日本酒あれこれ(冷や)