2016.9.6 (火) 日光MG(1日目)
ニューギニアインパチェンスは、その名前からしても、熱帯雨林の花だろう。それだけに、日に2度の水遣りが欠かせない。しかし今日から明日の夕方までは、家族の介護など特別な理由により来られない者を除く社員20名、そこに外部からの参加者32名を加えた52名による研修「日光MG」を鬼怒川の旅館「一心舘」にて開催し、会社には戻れない。よって今朝は特に入念に、店の犬走りに並べられた6つの鉢に如雨露で水を撒く。
9時30分、第32回日光MGは無事に開会をされた。儀式めいたことは好まない性格の僕だから「開会宣言」というような大仰なことは行わない。しかし挨拶くらいのことはする。
ひとりひとりが自分の会社を持ち、盤上に5期分の経営を展開するマネジメントゲームの第1期は常に、全員で基本をなぞる。なまじ知識、経験のある者が講師の説明の先へ先へと筆を決算書に走らせ注意を受ける場面もある。第1期から第5期までの、特に第1期における学習はいわゆる「楷書」に徹し、一点一画をも、ないがしろにしてはいけないのだ。
第2期の期首処理、そのゲーム、その決算。第3期の期首処理、そのゲーム、その決算。マネジメントゲームは期ごとの売上高によって、市場つまり通常は6名で構成される卓、今回はA卓からI卓のあいだを上に上がったり、あるいは下に下がったりする。
52名中の初心者は9名、それに準ずる者は4名。つまり全体の4分の1を初心者が占める今回は、特に決算において予定の時間を大きく超えつつあるけれど、どうということもない。僕はMGにおいてはいつも「次も来たい」と初心者に感じてもらえるような行動をしようと心がけている。
そうしてその初心者にとっては特に”spartan”な1日目が完了して20時30分、交流会にてようやくひと息をつく。
朝飯 こんにゃくとイチジクの白和え、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き物、大根と人参のなます、南瓜の煮物、胡瓜のたまり浅漬け、メシ、シジミと万能葱の味噌汁、トマトの甘露煮
昼飯 「一心舘」の昼のお膳
晩飯 「一心舘」の夜のお膳