2018.10.18 (木) ドヤ
下今市17:32発の上り特急スペーシアは満席だった。自分の席は、きのうのうちにウェブ上で確保していた。この時期、つまり紅葉狩りの季節の東武日光線は、観光客により著しく混む。僕が高等学校に通っていたころは、年末年始とゴールデンウィークを除いては、このようなことはなかったように思うけれど、どうだろう。
左目の白内障の手術に備えて今夜は大宮に泊まる。今週の月曜日とおなじである。しかし宿は異なる。先般のまともなホテルは、月曜日からの2泊しか取れなかったのだ。
20時前に今夜の宿の前に立って、改めて、その厳しさを知る。フロントのある4階から階段を降りて、会議室の仕切り板のようなもので囲われた部屋に入り「やっぱり」と、その侘びしさを実感する、まるで「ドヤ」である。東京および首都圏にある宿泊施設の需給は、かなり逼迫をしているらしい。
1980年、1982年とインドを旅した。インドは旅する者にとっては”tough”であり”spartan”であり、また”bloody”な土地だ。そのインドを旅しながら「しかし、こと宿泊においては、日本よりも気は楽だわな」と感じた。泊まるところは無数にあり、小遣いを求められることはあったものの、そこいらへんにいる有象無象がみずからすすんで案内をしてくれたからだ。
とにかく今夜は、この「ドヤ」に泊まるしか方法はない。そしてサイフと共に明日の手術費用も”Eagle Creek”のポーチに収め、それを手に今夜の食事場所を探すため外へ出る。
朝飯 納豆、蓮根のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、人参の細切りサラダ、ごぼうのたまり漬、たたき牛蒡の胡麻和え、メシ、揚げ湯波とほうれん草の味噌汁
昼飯 “FLYING GARDEN”のランチスープ、トマト煮込みハンバーグ、ライス
晩飯 「串カツ田中」のマカロニサラダ、串カツあれこれ、冷やしトマト、ホッピーの白(外のみ)、ホッピーの黒(外のみ)