2018.10.14 (日) 絶妙の時間
目を覚ますと素っ裸で布団の中にいた。いつもは枕の下に入れて寝るiPhoneが無いから時刻は分からない。寝台から起き上がり、床の乱れ籠に置かれた服を身につける。記憶を無くすほど酔っても、翌朝に着る服の準備は忘れなかったらしい。ベッドカバーの上にバスタオルが広げられているところからすれば、風呂には入ったようだ。
食堂に来て明かりを点けると、食器棚の電波時計は4時45分を指していた。早朝の仕事を始めるには絶妙の時間である。湯沸かしにいつもの量だけ水を入れ、スイッチをオンにして製造現場に降りる。そしてあれこれの用意を済ませてからいちど食堂に戻り、仏壇に供えるためのお茶を淹れる。
「真夜中の時間が大好きだから、深夜に寝ているようなことはしない」という人がいる。僕の場合は「夜が朝に変わる時間が大好きだから、明け方に寝ているようなことはしない」である。真夜中とは通年、0時から2時くらいで変わらない。だから「真夜中の時間が大好き」と言う人の生活には時間的なブレは無い。
ところが夜が朝に変わる時間は、季節により大きく変わる。夏至の前後は3時台から東の空が明るくなり始める。清少納言は「夏は夜」と書いたけれど、僕に言わせれば夏は断然、朝だ。
今朝は5時30分ごろからようやく夜の闇がほどけてきた。東の方には青い空と白い雲が重なりあって、太陽はいまだ望めない。
朝飯 筑前煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、「なめこのたまりだき」によるフワトロ玉子、納豆、塩鮭、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと椎茸とレタスの味噌汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 春雨サラダ、炊き込みごはん、鶏肉と厚揚げ豆腐の鍋、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)、梨