2018.10.11 (木) 山の料理屋
運動会の季節である。僕の運動会の弁当は、おむすびと決まっていた。巻き寿司や稲荷寿司は甘いため、子供のころでさえ好まなかった。おむすびこそ僕の弁当の大本命である。おむすびは、朝に食べるのも、また好きだ。
「今朝はおむすびにしようか」と家内が言ったため、喜んで同意をした。味噌汁はいつも通りに僕が作った。おむすびは鮨とおなじく酒の肴になるから、夜に食べても悪くはないけれど、夜におむすびを食べた経験は、ほとんど無い。
夜は家族5人で小来川の和食屋「炉心庵」へ行く。古い農家を再生させた建物を持つこの料理屋は、夜はひと組の客しか取らない。人柄の良いあるじ夫妻には小さな子供がいる。よって当方は気兼ねなく孫を同伴できる。肝心の味は、とても良い。酒は隨分と安く感じられる。山の中にあるため、ウチからクルマで25分ほどかかる点を除けば良いことずくめだ。
そうして特に僕は「おまかせ」で頼んだ燗酒を相当にきこしめして「熊に注意」などという看板も立てられている山道を帰宅する。
朝飯 5種のおむすび、大根のたまり漬、豆腐と水菜の味噌汁
昼飯 カレーうどん
晩飯 「炉心庵」の其の一、燗酒「い」、其の二、其の三、其の四、燗酒「ろ」、其の五、其の六、燗酒「は」、其の七、其の八