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清閑 PERSONAL DIARY

2018.9.28 (金) タイ日記(4日目)

きのうとまったくおなじ、午前1時30分すぎに目を覚ます。おとといの夜も、そしてきのうの夜も20時すぎ就寝したことを考えれば、それほど不思議なことでもない。

きのうの日記を書こうとしてコンピュータを立ち上げると、ホテルのwifiが見あたらない。一時的に落ちているのだろう。心配なのは、キーボードの”E”キーの接触が、いきなり鈍くなっていることだ。帰国したらできるだけ早く、あるいは羽田空港から家に帰る途中にも、秋葉原の「LUMIX&Let’s note修理工房」を訪ねるべきかも知れない。

wifiが復旧するまでは、秀丸で日記を書くことも考えた。しかし二度寝をすることにして、今度は6時直前に起床する。鳥はやはり、きのうとおなじ5時50分すぎに啼き始めた。

普段は、少なくない量の朝食を摂っていても、11時が近づくころには著しく腹が空いている。しかしタイにいると、昼を過ぎても食欲は一向に湧かない。旅先では、からだは動かしても脳を働かせることはしない。だから腹も減らないのだろうか。今朝は試しにパンを抜いてみる。

このホテルのプールは、東側に幾本ものタビビトノキが育っている。そのため午前中は日影が多く、涼しい。そのプールで90分ほどを過ごす。昼は街に食事に出かけ、午後はふたたびプールの寝椅子に戻る。今日は岡村昭彦著「南ヴェトナム戦争従軍記」の、306ページから411ページまでを読むことができた

部屋に上がってシャワーを浴び、冷蔵庫から水を取り出そうとすると、その扉の内側に立てたガラス瓶が、冷蔵庫の構造上の不備から床に落ち、割れた。水はバスマットに吸わせたものの、ガラスのかけらは素手では取りきれない。よってフロントへ行き、掃除のオバチャンを寄こすよう頼む。

裸足で来たオバチャンには「危ないから」と注意してサンダルを履いてもらう。「水は20バーツ」と、掃除をするより前にオバチャンが口を開く。「何だよ、この冷蔵庫を見てみなよ、こんな設計だから、メイドの立てた瓶が滑り落ちるんだよ、それを何が20バーツだ」というような主張はしない。「だったら2本」とオバチャンに頼んで50バーツ札を渡す。

オバチャンは柔らかい箒で石の床からガラスのかけらを集め、更に分厚いタオルであたりを丁寧に拭いてくれた。そして廊下に出て、しばらくすると”Chang”社製ミネラルウォーターの、500ccの瓶2本を抱えて来た。オバチャンが10バーツの釣りを寄こしたので「要らない」と手で制すると、オバチャンはワイをして頭を下げた。しかし10バーツでは僕の気が収まらない。オバチャンには更に50バーツのチップを渡した。

17時55分にホテルの裏口を出る。そして歩いて2分ほどの洗濯屋を訪ねる。泊まっているホテルにはランドリーが無い。そのため毎日こまめに洗濯物を出す、ということができない。この店には今朝、日本を発ってからきのうまでの洗濯物を預けたのだ。価格は1キロで50バーツ。洗い上がった衣類は、朝とおなじセブンイレブンの袋に入れられ手渡された。この洗濯屋には、チェンライにいるあいだに、もう1度は来る必要があるだろう

「毎晩、ナイトバザールってのもなぁ」と、今日はウィアンインホテルはす向かいのルーフトップバーに上がってみる。バンコクのルーフトップバーは50階、60階にあるが、チェンライのそれは3階である。3階でも周りに高い建物はないから、見晴らしは悪くない。食べ物のメニュを取り寄せると、フレンチフライやポップコーンのたぐいが目立ったため、ここではビールだけにしておく。

そして結局は、今夜もナイトバザール奥のフードコートである。

数年前にガオラオを買って、あまり美味くなかった店に行列ができている。どうやら揚げ物で当てたらしい。揚げ物はさておき、僕の好物パッセンミーが大皿に大盛りになっている。それを40バーツで買い、次は飲物を売るブースでソーダと氷を、それぞれ20バーツと10バーツで買う。そうして鉄製の黄色い椅子に着き、今夜も静かに飲酒活動を行う


朝飯 “Diamond Park Inn Chiang Rai Resort”の朝のブッフェのサラダと目玉焼きエスプレッソ
昼飯 「ナコンパトム」のカポップラー
晩飯 名前を知らないルーフトップバーのシンハビール、ナイトバザールのフードコートのパッセンミーラオカーオ”YEOWNGERN”(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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