2016.11.13 (日) 楽しみ方はそれぞれ
今月の18、19、20日、つまり来週の金、土、日曜日に開かれる「日光そばまつり」のちらしが下野新聞にはさまれて届く。それに「第15回」という数字を見て「行政は隨分と頑張ってきたなぁ」と、ある種の感慨を覚える。この催しは、今年も多くの蕎麦好きを集めるだろう。
ところでこの「日光そばまつり」に市外、県外から来ようとする人には、入念な計画と準備が必要である。「蕎麦屋へ行くこと」と「日光そばまつりへ行くこと」は全然、違う。昼ごろ押っ取り刀で日光に来て「そばまつりの会場、どこですか」などと訊く人はまず、蕎麦にはありつけない。渋滞に阻まれて会場にたどり着けないのだ。
「日光そばまつり」で安楽に蕎麦を食べようとするなら、先ずは家で弁当を作るなり、コンビニエンスストアで求めるなりして朝食を用意する。そして早朝のうちにクルマを駐める場所を確保する。登山用のストーブなど暖を取る道具があれば更に良い。
会場は美しい赤松林の中にあり、あたりは冷涼な空気に満ちている。そういう環境の中で散策などしながら10時の開場を待つ。そして目指すブースをふたつみつと回って蕎麦を食べ、後は尻に帆かけて来た道を戻る。夕刻には自宅ちかくのスーパー銭湯でゆったり。これがベストのシナリオである。
とはいえこれは僕の考えることで、中には「渋滞に閉じ込められたクルマの中で同乗者と親密にしていたい」とか「行列に並ばないと遊んだ気がしない」という人もいる。楽しみ方はそれぞれだろう。「目的地にたどり着けない行楽が好き」という人がいるかどうかは知らない。
朝飯 納豆、ほうれん草のソテー、ベーコンエッグ、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮、じゃこ、たまり漬「刻みザクザクしょうが」、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 朝飯のおかずを流用した弁当
晩飯 蕪のサラダ、トマトとベーコンとエリンギのスパゲティ、バームクーヘン、“Chablis Billaud Simon 2014”