2018.9.23 (日) 筆の先も乾かないうちに
家内の作り置いた常備菜は、家内が新宿タカシマヤに8日間の出張をしているあいだに、ほぼ枯渇した。その家内は19日の水曜日に帰宅し、翌20日の夜に成田空港へと向かって去った。以降の朝食は、冷蔵にあるちまちまとしたものを、おかずにしている。おかずが冷たくても、ごはんが温かく、味噌汁が熱ければ、不満は全く感じない。
今朝のごはんは、隨分と地味なものになった。まるで、あるとき銀座で入った小料理屋で、近くに住むらしいお婆さんが食べていた夕食のような風情だ。しかし僕も齢62に達したことを考えれば、食事はこのくらい簡素な方が良いのかも知れない。
このところ続いていた雨は、ようやく止んだ。午前の早い時間から空は晴れ始め、気温も上がった。そのこともあってかどうかは不明ながら、今日は多くのお客様に恵まれた。有り難い限りだ。
店舗入口右側の季節の書は、先々週に「鬼灯」から「秋惜」に掛けかえた。惜しむべき秋は、いつごろまで続くだろう。
「食事はこのくらい簡素な方が良いのかも知れない」などと書いた舌の根も、否、筆の先も乾かない夜にはソーセージやミートローフをフライパンで焼き、それらを肴に白ワインを飲む。
朝飯 「みょうがのたまり漬」を薬味に「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」をかけた冷や奴、じゃこ、明太子、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 刻みキャベツと生のトマトを添えた焼きソーセージとミートローフ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”