2018.9.4 (火) 日光MG(1日目)
元旦、1月の日光MG、そして9月の日光MGと、上澤梅太郎商店は年に5日間のおやすみをいただいている。それだけ休みが少ないと、完全無休と考えるお客様の少なくない。日光MGの朝はいつも、ウェブショップに注文をくださったお客様に、出荷日のご案内をメールでお送りすることから始まる。ロビーの照明は、6時になると同時に点いた。
参加者各自が自分の会社を持ち、2日間で5期分の経営を盤上に展開するMGの、今回の参加者は社員が24名、遠くは九州の人も含む社外からは19名の計43名だ。社員だけでするMGにも意味はある。しかし外から来てくださる方々があれば、学びは3倍にも4倍にもなる。感謝の念を禁じ得ない。
MGの第1期は、ルールの説明と共にMGの概略がニシジュンイチロー先生、ヨシエ先生により語られていく。その第1期の決算は、先ずは全部原価を用いて、次は直接原価を用いて行われる。MGを初めて経験する人、また初心者には初日の午前にいきなり訪れる胸突き八丁である。
昼食を終え、参加者全員による販売ルールの読み合わせを経て、いよいよ第2期が始まる。僕はこの期を損益分岐点比率104で無難に通過。
陥穽は第3期にあった。期末ちかくに営業所に大量の商品を積み上げたところで販売能力を高めるため、工場のワーカーを営業所にセールスマンとして配置転換。次に引いたのが「ワーカー退職」のリスクカード。ワーカーはその直前に動かしていたから「オレの予知能力も大したものだ」と鼻を高くすべきところ、なぜか動転して、営業所に移したばかりのセールスマンを退職させてしまった。
次のリスクカードは得意先倒産。ここで時間切れでゲーム終了。7個の販売を2回こなして計14個の商品を売る目論見は一気に崩れた。給料の支払いと長期借入金の1割を返済するために150円の短期借り入れ。一瞬にして債務超過。自己資本は期初の263円から一気に121円まで下がった。
夕食を挟んで「安い材料を買う人ほど儲からない」という、MG初日の夜には必ず行われる講義を経て本日の勉強は終了。席を移して30分後に始められた交流会の乾杯役は、大阪から参加のオータヒデカズさん。夜に弱い僕は、23時すぎまで頑張って入浴して就寝。明日はV字回復を実現させなければいけない。
朝飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の朝のお膳
昼飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の昼のお膳
晩飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の夜のお膳