2018.8.28 (火) 貴重な1本
先週の土曜日は不意の電話により0時49分に起こされた。よって以降はこのようなことのないよう、即、そのiPhoneに「おやすみモード」を設定した。「これで明日からは静かな夜が約束されるはず」と安心して闇の中に横たると、妙に気持ちの良いことに気づいた。
その気持ちよさとは、これまで経験したことのない、脳は覚醒しているものの、からだはどこか麻痺しているような、不思議な感覚だった。前夜に吸ったタバコの酔いが、いまだ続いているからに違いない。
僕は年に4本のタバコを吸う。なぜ吸うか。マリファナよりよほど習慣性の高い危険な嗜好品を、いくら税収のためとはいえ民にその摂取を許している、法治国家とはとても思えない国のいい加減さは間違いなく「奇貨」であるから吸う。なぜ年4本に限るか。それは、アル中、ポン中、モヒ中の同類にはなりたくないからだ。
今年は、正月が過ぎていくらも経たないうちに最初の1本を吸った。先週の金曜日に吸ったものは2本目だ。よって今年は更に2本のタバコを吸うことができる。そう考えていたところ、今朝、コンピュータの奥底から、闇に浮かぶ火のついたタバコの画像が3枚、出てきた。調べてみると、それは先月の18日に撮られたものだった。
念のためその日の夕食を調べてみると、ハンバーグステーキを肴にブルゴーニュの古い赤を飲んでいた。なるほどこの内容ならタバコが欲しくなるはずだ。僕に限ったことかも知れないけれど、和食や日本酒は決してタバコを求めない。あるいは日本酒はタバコを不味くする。
そういう次第にて、これから大晦日までの4ヶ月間に吸えるタバコは1本のみ。貴重な1本である。
朝飯 切り昆布の炒り煮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンと玉葱の日光味噌「梅太郎赤味噌」炒め、たまり漬「おばあちゃんのふわふわ大根」、メシ、若布と揚げ湯波と椎茸の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 無花果とキウィとベビーリーフのサラダ、蛸とグリーンオリーブのサラダ、ジャガイモのオムレツ、パン、烏賊のトマト煮、葡萄の蜜煮のパイ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”