2018.8.12 (日) お盆の感じ
高速道路や鉄道の帰省ラッシュは今日がピークと、朝のテレビが伝えている。大抵の人には、お盆といえば、帰省や旅行が頭に浮かぶだろう。僕にとってのお盆は、先ずは繁忙である。その「お盆の感じ」は、今年はきのうから始まった。
開店時間は8時15分。その30分ほど前から、家内は事務室奥の調理室に籠もり、地元産の胡瓜を板ずりし、包丁を入れ始めた。先般はこの胡瓜を「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬け、ウェブショップで限定販売をした。今日はパック入りではなく、割り箸を刺して店の前で売るのだ。
漆塗りを思わせる、外側は黒、内側は赤い番重に氷を敷き詰め、その上に、1本ずつ袋に入れた胡瓜を並べる。販売台ははじめ店舗に向かって右端に置いたが、それではお客様の目に付きづらいため、店舗の入口横に移動する。売り場には、正午までは長男が立った。
店舗の品揃えは充分と言いたいところだが「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」の小瓶に限っては在庫が少なく、あるいは今日のうちに売り切れてしまうかも知れない。一方、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」からは、きのうから盆明けまでの期間限定でお出ししている「おうちたまてばこ」が早くも売り切れたと電話が入る。「おうちたまてばこ」は生もので、作り置きはしていない。即、製造現場に走って追加分を頼む。
胡瓜のたまり浅漬けは、僕が昼食を摂っていた14時すぎに売り切れたという。一方道の駅からは、午前に追加分を入れた「おうちたまてばこ」の在庫が1個になってしまったと、またまた電話が入る。新鮮な商品のみをお客様に提供しようとすれば、このような事態もやむを得ない。またまた製造現場に走り、本日2度目の追加分を作ってもらう。
夕刻にふと気づくと、国道121号線を隔ててはす向かいにある電光掲示板に、日光宇都宮道路が渋滞している旨の表示が出ていた。渋滞しているのは多分、下りの車線だろう。駆け込みのお客様が複数組いらっしゃって、店は定時には閉められなかった。有り難いことだと思う。
3台のキャッシュレジスターを締め、4階の食堂に上がると時刻は18時35分。取り急ぎ、今朝の胡瓜のたまり浅漬けのうち、姿が悪くて横に撥ねたものを肴にトマト酢の焼酎ソーダ割りを飲む。なぜ急ぐかといえば、総鎮守瀧尾神社の当番町として春から仕切ってきたふたつの大祭を乗り越えての、中間的な会計会議が夜に開かれるからだ。
この会議に僕の出席は不要と考えていたけれど、19時に公民館へ行ってみれば、ウカジシンイチ自治会長からいくつかの質問があり、僕の判断によって決められた会計上のこともあったため、やはりイケダアキヒロ青年会長から発せられた招集には応じておいて良かった。
お盆の繁忙は、16日まで続くだろうか。その先の、19日まで続いてくれれば御の字である。
朝飯 胡瓜のぬか漬け、すぐき、切り昆布と豚肉の炒め煮、じゃこ、「ごぼうのたまり漬」によるお茶漬け
昼飯 「大貫屋」のタンメン
晩飯 冷や奴、茄子のクミン風味、胡瓜の浅漬け、春雨サラダ、水餃子、チューハイ