2018.7.30 (月) ヒグラシ
「日光の山野草と野鳥について書ける人を紹介して欲しい」と、もう15年ほども前になるだろうか、ある雑誌から頼まれたことがある。思い当たる人に断られ、しかしその家で紹介された日光の自然観察家にしてロッジの経営者が、その仕事を引き受けてくれた。「ヒグラシと、驟雨を愛でる清閑の、心の****、発見の旅」とは、その人が僕の日記に付けてくれた、いわば副題である。「****」の4文字は忘れた。
検索エンジンで探しても見つからないから、その一節はウェブ上には存在しないのだろう。諦めかけて、ふと思いついて、一部の語句をコンピュータの「プログラムとファイルの検索」にかけてみた。すると果たしてその25文字が、地の底から這い上がるようにして日の当たるところに出てきた。それは「ヒグラシと、驟雨を愛でる清閑の、人とのかかわり、発見の旅」だった。「心の…」は、つまり僕の記憶ちがいである。
そのヒグラシの声を、今朝は4時30分に聞いた。聞こえてきた方角は東南東。そのヒグラシの声が雀のさえずりに変わる。時刻は4時50分。6時が近づくころ、空はそれまでの曇りから晴れに転じた。
午前は長男と宇都宮の得意先を訪ね、午後は通常の業務に復帰する。
朝飯 刻みオクラの鰹節かけ、油揚げと小松菜の炊き合わせ、巻湯波の淡味炊き、納豆、温泉玉子、人参の炒りつけ、明太子、らっきょう「夏太郎」、メシ、トマトとズッキーニと椎茸の味噌汁
昼飯 「十文字食堂」の地獄麺
晩飯 レタスとジャガイモのサラダ、隠元豆のソテーを添えた鶏の網焼きトマトソース、パン、“TIO PEPE”、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、ブルーベリーのアイスクリーム、”Old Parr”(生)