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清閑 PERSONAL DIARY

2018.7.25 (水) 山賊の酒盛り

「オレはグラスにしてちょうだい。ジョッキはどうも、山賊の酒盛りみたいで…」と、ある会食の席で真ん中に座った人が言った。「それでは皆さん、とりあえず生ビール、ということで」と幹事役がにこやかに宣言をした直後のことだ。「なるほど、山賊の酒盛りか、上手いことを言うな」と、僕はいたく感心をした。

僕は夏でもビールはほとんど飲まない。それでもたまには気が変わって飲むこともある。そのようなときにはやはり、ジョッキはできれば避けたい。あの縁の厚さが、酒の美味さを減じせしめるのだ。下から4分の1のあたりに星のマークの付いたチューハイグラスでさえ、縁の厚さが気にかかる。ビールに限らず酒はほぼすべからく、縁の薄い器で飲みたい。

何年か前にバンコクのチャルンクルン通りでステンレス製のコップを買った。薄い縁が外側にすこし広がっていて飲みやすい。もうすこし小さければ完璧と思わないでもない。しかしコップを氷で満たす癖のある僕には、これくらいの容量がちょうど良いのかも知れない。

「縁の厚さにはうるさいことを言いながら、金属製については平気なのか」と問われれば、なぜかそのあたりは許容ができる。「割れない」というところも金属製の持つ美質である。

海外へ旅に出る際には大抵、このコップを持参する。そして地元の焼酎をソーダで割るのだ。ところで今夜は家にいるものの、ふと興趣がわいて、このコップを使ってみた。ソーダで割った安い焼酎は、しごく美味かった。


朝飯 めんたいこ、胡瓜と水茄子のぬか漬け、なめこのたまりだき、ごぼうのたまりづけ、煮昆布によるお茶漬け
昼飯 「カルフールキッチン」のおむすび弁当、「日光HIMITSU豚のフリーズドライ豚汁」に薬味として刻んだ茗荷を加えた味噌汁
晩飯 スパゲティサラダ、煮込み豆腐、胡瓜と水茄子のぬか漬け、日光産のらっきょうを塩と酢だけで漬けた「旬しあげ生 夏太郎」、「寶酒造」の「タカラモダン」(ソーダ割り)「久埜」の麩まんじゅう


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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