2018.7.10 (火) 深夜に働く人
「今ちまたで買うことのできる手帳は、1日の中に時間を表す目盛りはあっても、その1時間ごとの刻みは昼のあいだに限られている。深夜に働く人にはまったく使えない」という意味のことを、むかし團伊玖磨が随筆に書いていた。
きのうは20時から、なかなか面白い番組をテレビが流していた。入浴は既にして済ませていたから、からだに2枚のバスタオルを巻き付けた姿で食堂の椅子に座り、それを観ていた。ところが睡魔にたびたび襲われて、どうしても眠ってしまう。テレビを見続けることは遂に諦めて、21時前に寝室に入った。
今朝、目を覚まして枕の下からiPhoneを取り出し見ると、時刻は2時15分だった。3時台の目覚めは嬉しくても、2時台はいかにも早すぎる。早すぎても眠気は訪れない。即、服を着て起きてしまう。起きればお茶を飲みたい。しかし仏壇に花と水とお茶と線香を供えてからでなくては、お茶は飲めない。かくして本日の仏壇には、午前3時前から線香の香りがただようこととなった。
振り出しに戻れば、手帳に印刷された時間の刻みについて、である。僕は午前2時台に目を覚ましても、それから朝食までのあいだに何かをするというわけではない。更に言えば、マイツールという稀代のデータベースソフトを使い始めた1992年からこのかた、手帳は持ったことがない。だからいまの手帳がどのような具合になっているかは、まったく分からないのだ。
朝飯 糸こんにゃくの炒りつけ、ズッキーニの豆味噌炒め、トマトのスクランブルドエッグ、茄子とピーマンの素揚げ、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のスーラーメン
晩飯 トマトとレタスのサラダ、マッシュルームとブロッコリーのソテーと人参のグラッセとマッシュドポテトを添えたビーフステーキ、“TIO PEPE”、“Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Vicomte Bernard de Romanet 1988”