2018.6.23 (土) タイ日記(3日目)
きのうは2時42分に目が覚めた。今朝は何と、1時34分の目覚めである。今日はバンコクMGの1日目で、昼寝をしている閑などあろうはずが無い。夜まで目を開いていることができるだろうか。
南の国では、日本のように、季節によって日の出や日の入りの時間が大きく変わることがない。空はおおむね、朝の6時ごろに明るくなってくる。5階の部屋より7階のプールの方が眺めが良かろうと考えエレベータに乗る。プールサイドから階段を伝って更にその上まで昇ると、しかし建物の構造上、東の空は望めなかった。
08:10 ホテルを出てトンローのパクソイ、つまりトンローの大通りの入口を目指す。
08:30 トンローsoi9で赤バスを降りる。
08:35 トンローsoi12に飲物屋台を見つけ、ここでアイスコーヒーを飲みつつ時間を調整する。タイのアイスコーヒーは「レック」と小さいカップを頼んでも、僕には大きく感じられてならない。
08:50 開場を待ちきれず、トンローsoi10にあるメジャータワーのロビーに入る。
09:00 相次いで到着した参加者の中にカードキーを持つ人がいた。皆でエレベータに乗り、10階で降りる。
バンコクMGは、僕のように日本から来る者もいれば、現地から参加をする人たちもいる。「なぜ来たか」の理由は勿論、人により異なる。現地から参加の人たちの中には、異国で裸一貫から起業をした人もいれば、本社から大きな期待とともに送り出され、孤軍奮闘をしている人もいる。MGは、日本でしても、海外でしても、極めて刺激的な勉強である。
資本金300円の会社を各自が与えられ、2日間で5期分の経営を盤上に展開するMGの、タナカタカシさんのインストラクションによる第1期はルール説明。僕としては珍しく「ころがり計算」の用紙やマトリックス決算書に赤ペンで結構な文字数のメモを残す。第2期の成績は、損益分岐点比率124パーセントで、自己資本は247円。第3期は損益分岐点比率130パーセントで、自己資本は179円。
「明日は東京に出て行くからは、何が何でも勝たねばならぬ」といったところだが「空に灯がつく通天閣に、おれの闘志がまた燃える」となるかどうか。「なるかどうか」などと呑気に構えているところが、僕の最大の欠点である。
バンコクMGの交流会は1日目の夜、そして2日目の夜と、2回ある。今夜のそれは遠慮をして、ひとりトンローのsoi10を去る。MGは”tough”な研修だ。そして今朝の起床は1時34分だった。しかし疲れは感じていない。トンローのパクソイまでの1キロほどを、今日は赤バスに乗らずに歩き通す。
きのうのオースワンは美味かった。今夜もそれを食べたい気分だ。「55ポーチャナー」には思いがけず、店の外にもテーブルがあった。ウェートレスに声をかけて、そのステンレス製の席に着く。油の弾けるオースワンを肴にラオカーオのソーダ割りを飲む。スクムビット通りを突進するトゥクトゥクの排気ガスさえ香しい。メガネを取り出し、持参した文庫本を開く。至福の時間である。
朝飯 “ADELPGI FORTY-NINE”の朝のブッフェの目玉焼きとサラダ、クロワッサン、コーヒー
昼飯 MG会場のお弁当
晩飯 「55ポーチャナー」のオースワン、ラオカーオ”BANGYIKHAN”(ソーダ割り)