2018.6.5 (火) 着の身着のまま
朝、目を覚ますと、ほとんど着の身着のままで寝ていた。きのうの就寝は多分、22時すぎ。現在時刻は5時48分。7時間ちかく眠り続けた計算になる。先週末の深夜バスによる寝不足を、からだが一気に取り戻そうとしているのだろうか。
「あした、どこに行くんだっけ」と新婚旅行の前夜に訊いて、新妻に叱られた男の話は前にも書いた。そして団体旅行に臨んでは、僕もその男のことを嗤えない。
事務机の左手に提げたカレンダーによれば、ハノイへ向けて発つのは明後日だ。空港は成田と知っている。しかしどのターミナルへ行くべきかは知らない。飛行機の時間も知らない。知らないづくしはとても危ない。よって旅行社から送られてきた日程表を確かめる。
持ち物の準備はいつしようか。昼は仕事をしている。夜は酒に酔っている。残りは早朝ということになる。だったら木曜日の当日でもかまわないだろうか。
現地ガイドの手間を省くため、団体旅行の夕食は大抵、昼の観光の後、ホテルに帰る前に設定をされている。汗をかいた服のままメシを食べるについては気が進まないものの、着替えは最低限で済むだろう。
朝飯 筑前煮、湯波焼売、空心菜の豆味噌炒め、炒り豆腐、生のトマト、油揚げと小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とナメコと三つ葉の味噌汁
昼飯 梅干し、ごぼうのたまり漬、なめこのたまりだき、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、じゃこによるお茶漬け
晩飯 トマトと玉葱のサラダ、鯛のサラダ、チーズパンとバゲット、鶏モツのオリーブオイル焼きバルサミコかけ、田舎パン、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”