2018.5.27 (日) 絞り出す時間
店は、土曜日は平日の2倍、日曜日は3倍、忙しい。にもかかわらず、今日は販売に当たる人員が少ない。そのため、お客様の数が多くなるたび、事務室から店へと移動をして、販売係の手伝いをする。「にもかかわらず」ついでに言えば、今日は家の者が僕しかいない。重なるときは重なるものである。
各町内の自治会長、神社総代、神社世話人を集めて月に1度の割合で開かれる「当番町を考える会」の、今月の会場は大谷向町の公民館だ。大谷向町は多分、ウチからは最も遠い町内ではあるけれど、大谷川の河川敷にあるという駐車場の場所を僕は知らない。よって自転車で会津西街道を北上する。14時45分の川風は、とても爽やかだ。
「当番町を考える会」の会議は大抵、1時間ほどで終わる。それが今日は30分で完了した。10分ほどペダルを漕いで会社に戻ると、駐車場には満杯のクルマが入っていた。取り急ぎ、白いシャツとネクタイを仕事着に着替えることなく帽子と名札のみ着けて店に入る。そして3台あるキャッシュレジスターに釣り銭を補給する。
ウチは売り場にお客様がいらっしゃる限り、定時になっても店は閉めない。今日の閉店はいつもよりすこし遅れた。キャッシュレジスターをひとりで締めようとする僕に「手伝いましょうか」と販売係のタカハシリツコさんが声をかけてくれたものの、ひとりでできる旨を伝えて帰ってもらう。疲れた頭と体はなるべく早く休めるべきだ。
キャッシュレジスターの精算仕事のうち、明日の釣り銭を入れる部分は明朝にまわし、店を施錠して4階の食堂に戻る。僅々15分を絞り出したのは、ひと息つく時間が欲しかったからだ。
ストリチナヤは小さなシェイカーに入れて、冷凍庫で冷やしておいた。それを氷で満たしたグラスに注ぎ、ソーダで割る。Amy-Winehouseの”Hidden Treasures”をBOSEのCDプレイヤーに差し込み、11曲目の”Body and soul with Tony Bennett”へと先送りをする。10曲目の”Best frends,right?”までは、朝のうちに聴いていたのだ。そして18時50分にテーブルを離れ、7月の八坂祭について話し合うため、春日町1丁目の公民館へと向かう。
朝飯 炒り豆腐、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、レタスを添えたハムエッグ、ごぼうのたまり漬、鮭の親子漬け、納豆、メシ、揚げ湯波とキヌサヤの味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 朝のおかずを流用した酒肴、”Old Parr”(ソーダ割り)