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清閑 PERSONAL DIARY

2016.10.25 (火) 肉じゃが、ではない。

20161025e先日、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に納品をしながら、やはり野菜を納めに来た農家の人たちの立ち話を聞いた。話題はこの秋の長雨についてのものだった。「人参は土の中にあるうちから割れて腐る」と、そのうちのひとりが嘆いていた。「ことし良いのは芋くらい」と相手はそれに応えていた。芋は甘くない限り好物である。

今夜のおかず、僕の場合にはそれはおかずというより酒の肴であるけれど、そこには肉じゃが、否、里芋と牛肉の煮付けがあった。家内によれば「しいたけのたまりだき」の「たまり」と日本酒を割り下として牛肉を煮る。そこに電子レンジで柔らかくした里芋を投入して更に煮れば完成、ということだった。甘口の好きな人は砂糖か味醂を加えても良いだろう。

この夕食を終えると煙草を吸いたい気分になったので、ベランダに出て今年3本目の煙草を吸う。

僕は春夏秋冬、年に4本の煙草を吸う。なぜ吸うか。マリファナなどよりよほど習慣性の高いドラッグまがいのものを法で許している国家の無定見さが面白いから吸う。なぜ年間4本に限るか。アル中ポン中モヒ中の同類にはなりたくないからそうしている。秋の湿った夜気の中で吸うそれは隨分と美味かった。


朝飯 人参とピーマンのきんぴら、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮、ウインナーソーセージのソテー、大根のぬか漬け、牛蒡のたまり漬(試作品)、メシ、若布と揚げ湯波とピーマンの味噌汁、メロン
昼飯 牛蒡のたまり漬(試作品)、大根のぬか漬け、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮によるお茶漬け
晩飯 ほうれん草のおひたし、大根と胡瓜のぬか漬け、厚焼き卵、里芋と牛肉の炊き物鯛飯、「高良酒造」の芋焼酎「八幡」(お湯割り)

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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