2016.10.20 (木) 弁当
昨年から今年のはじめにかけて、16名の社員のうち4名が妊娠をし、出産をした。社員の4分の1が相次いで職場を離れたのだからただ事ではない。正社員とパートタイマーを計4名増やし、非常事態に当たった。ところがこの秋、またまた社員ひとりが妊娠してこれまでのような仕事はできなくなり、またもうひとりは外科的な不具合で1ヶ月の入院加療を必要とすることになった。
折しも紅葉の入りばなにて、これから年末までは、1年でもっとも忙しい日々が続く。僕も事務室に座っているわけにはいかない。これまで昼食は家内と共に摂っていたけれど、その昼の時間にこそお客様は多くなる。人手を確保するため、僕と家内の昼食は別にした。このところ昼の外食が多かったのは、そのような理由もあってのことだ。
しかその外食を、これから年末まで続けることは憚られる。昼に炊事をする時間も惜しい。残る手は弁当、ということになった。その弁当は朝、自分で詰める。僕の好みは茹でた莢隠元、甘い炒り卵、そして鶏そぼろによる三色弁当、というような上品なものではない。メシの上に油をたっぷり含んだあれこれ、そこに塩気の強いものを添えた、むかし阿里山森林鉄路のどこかで買った駅弁が理想である。
そうしてきのうも今朝もそのような弁当を詰め、昼は上から下から響く防水工事の音を感じつつ、その弁当をひとり楽しく食べる。
朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炊き物、納豆、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、大根のぬか漬け、メシ、油揚げとトマトとピーマンの味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 「バーミヤン」のベーコンと青菜の炒め、餃子、ムースーロー、「八代不知火蔵」の米焼酎「白水」(オンザロックス)