2018.4.14 (土) 春季大祭(1日目)
早くに起きなくてはならないときでも、目覚ましは大抵、かけない。起きるべき時間より早く目が覚めるからだ。しかし今朝は、目を覚ますと4時16分だったから、いささか慌てた。瀧尾神社に集合する時間は5時と言われていたからだ。
徒歩で向かうという長男とは別に、ホンダフィットにて瀧尾神社へ行く。そこでオノグチイッセー君と長男は白張りの衣裳に着替えをする。ふたりはユザワツネオ頭のクルマで追分地蔵尊まで送ってもらう。僕はレンタルの軽トラックにてその後を追う。
6時ちょうどに花火が上がる。それを合図として、二人は榊を曳く荒縄を手に日光街道を走って遡上し始めた。先導はユザワ頭のクルマ、そして後衛は僕の運転する軽トラックである。追分地蔵尊から瀧尾神社までの800メートルを彼らは5分で走りきり、更に参道を100メートル走って拝殿に至った。これがいわゆる「露払い」である。町内の公民館で朝食を摂る長男とは、そこで別れた。
嫁のモモ君は早朝から美容院のカットシンで和服を着せてもらう。一方、孫のリコは稚児の着付けをしてもらうため、家内が公民館へと連れて行った。僕はひとり食堂に残り、家内の作ったおむすびに、自分の作った味噌汁を添えて朝食とする。
出勤した販売係ハセガワタツヤ君にあれこれ言い置いて、徒歩で神社へと向かう。時刻は7時25分。僕の恰好は、白いシャツに銀色のネクタイ、黒いスーツに革靴である。
08:15 稚児と金棒曳き、その保護者の記念写真撮影
08:25 宮司、神官、役員などの記念写真撮影
08:48 オノグチショーイチ祭典委員長による白張りへの役割の説明
08:55 責任役員、各町内の三役が整列
09:00 神事開始
10:00 渡御行列出発
渡御が神社を出ると同時に来賓と責任役員は社務所にて直会を開始。僕は乾杯の発声役。1時間ほどで直会が完了すると、僕は一旦、会社に戻って普段着に着替える。
午後、昼食を終えようとしている長男が二宮神社会館から電話をよこす。きのう奥に畳んであった机と椅子の画像を納めたiPadを持って、至急、会館まで来るようにとのことだ。よって即、iPadを緩衝袋に納めて自転車に乗る。
渡御の一行や交通整理の警察官たちが昼食を摂った二宮神社会館は、主に婦人会の人海戦術により、既にしてあらたか片付けられていた。僕は乞われてiPadのディスプレイにきのうの画像を出し、机や椅子の、ほとんど元通りに格納されていることを確認する。僕だけ楽な仕事で気が引ける。
15:15 婦人会による、瀧尾神社での直会の準備
15:39 渡御の宮入
15:58 タナカノリフミ宮司挨拶
15:59 ウカジシンイチ当番町自治会長挨拶
16:00 タノベタカオ総務委員長による奉献品の報告
16:06 直会
少子高齢化の波を受け、各町内の三役による「当番町を考える会」は、瀧尾神社のお祭の大幅な簡略化を方向づけた。今年度当番町の春日町1丁目は、その「当番町を考える会」が決めた「略式」でお祭を執行する最初の町内である。昨年まで、直会は境内に建てられたテントの中で開かれていた。今年はテントは張らず、乾杯は日本酒少々のみ。弁当を配ってお開きである。
16:16 大幟の貢納
16:29 拝殿前の飾りの片づけ
16:36 山車を雨よけで覆う
16:55 ユザワツネオ頭の拍子木に合わせて三本締め
とにかくこれで、当番町が越えるべき最も高い壁である春季大祭の半分を、無事に終えることができた。婦人会は19時から明日の赤飯を仕込むという。頭の下がる仕事ぶりである。
朝飯 5個のおむすび、ごぼうのたまり漬、トマトとピーマンの味噌汁
昼飯 「ふじや」の野菜麺
晩飯 カキ菜のおひたし、島津揚げの網焼き、豚肉と白菜のソテー、富貴豆、真鯛の味噌漬け、胡麻焼酎「紅乙女」(ソーダ割り)、“Chez Akabane”のイチゴのショートケーキ、”Old Parr”(生)