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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2018.3.14 (水) 合理的経路

1時間に1本の電話もかかってこなかったにも関わらず、その直後、異なる番号を持つ複数の受話器が同時に鳴る、ということがままある。そういう不思議は、店にいらっしゃるお客様にも見ることができる。今日の正午過ぎにもお客様が一気に増え、僕は店に張りつくこととなった。その後も何かと忙しく、13時30分を過ぎてようやく自由になる。ここからが忙しい。

先ずは郊外のドラッグストアに出かけて花粉症に効きそうな目薬を買う。そのついでにセブンイレブンでおむすびを買う。家に戻ってそのおむすびを電子レンジに入れ、そのまま寝室に移動をして、普段着よりはすこしましな服を着る。そして温まっていたおむすびを食堂で慌ただしく食べ、階下に降りる。

JR今市14:26発の宇都宮行きに乗る。あらかじめ調べておいたところでは、宇都宮15:31発の「やまびこ55号」に乗り換えることとしていた。しかし上がった新幹線のプラットフォームには、15:08発の下りが近づきつつあるとのアナウンスが流れていた。よってその「やまびこ211号」に、何も調べずに飛び乗る。自由席の乗車率は3割ほどだった。

今回の秋田行きでは、駅前食堂で飲酒活動をしながら駅前旅館に泊まり、2日ほどをかけて辿り着く計画を立てていた。しかしその日が近づいてみれば、それほど優雅なことはしていられないことを悟り、やむなく合理的経路を採ることとした。

仙台駅のプラットフォームで16:54発の「はやぶさ25号」を待っていると、おなじ盛岡行きの16:39発「やまびこ55号」が入線をしてくる。はじめ宇都宮から乗ろうとしていた車両である。そこで「宇都宮からこれに乗りっぱなしで盛岡まで行ったとしたら、盛岡着は何時になっただろう」と乗り換え案内で調べようとして、しかし情報は出てこない。乗り換え案内の不便なところは、そのとき、その場合の、最も合理的経路の上位数本しか表示されないところだと思う。

秋田行き「こまち25号」と函館北斗行き「はやぶさ25号」を連結した仙台16:54発に乗って17:33に盛岡に着く。8号車にお乗りのニシジュンイチロー先生がお使いになりそうな位置にあるエスカレーターの右側を歩いて下っていくと、30リットルほどのリュックサック2つと曳きづり式スーツケースをたずさえた、スノーブーツニ半袖ポロシャツ姿の人がすぐ脇に出現をしたので驚いた。今の季節の盛岡でそのような格好の人は、ニシ先生以外にはありえない。

エスカレーターを降りきると、東北MG事務総長ササキタガシさんの姿が見えた。やはりおなじ列車に乗っていたらしいマツモトミズホさんも立っている。そしてササキさんのクルマにて夜の街を抜け、夜の峠を登って田沢湖の「ホテルグランド天空」に到着する。あたりの雪の深さは3メートルになんなんとしている。

そうして「天空MG」主催者のチバヒトシさん他、これに参加をするため前乗りをされている方々と夕食を摂り、その後は交流会を持ち、硫黄の香りのする温泉に浸かって、僕としては隨分と遅い時間に就寝をする。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトのスクランブルドエッグ、納豆、ホタテ貝の浜焼き、鰯の銚子煮、大根と胡瓜としその実の醬油漬け、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」の2種のおむすび
晩飯 「ホテルグランド天空」の宴会膳、秋田県の日本酒あれこれ(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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