2018.3.12 (月) 南宋天目海揚
小学生のころ、図書室の先生による、児童の読書についての調査があった。そのときの「どのような本が好きですか」との問いに、クラスで1番か2番に勉強のできた、まぁここに名前は挙げないけれど、僕からすれば一目も二目も置く存在の同級生が「ぼう険」と書いたのを目にして意外の念に打たれた。
それほどの優等生なら「生物」とか「地球」とか「天体」とでも答えるだろうとばかり思っていたその人が、こともあろうに「ぼう険」である。「冒険なんて、漫画と大して変わりゃしねぇじゃねぇか」くらいに、そのときの僕は考えていたに違いない。
しかし齢を重ねてみれば、河口慧海からへディン、アムンゼンやスコットから植村直己、西堀栄三郎からラインホルト・メスナー、今なら高野秀行と、やはり冒険譚は面白い。そして僕はここに、島津法樹の名も加えたい。
先日、amazonの中を八艘飛びしながら島津法樹の著作に「南海出土の中国陶磁」という図録のあったことに気づく。即、注文したことは言うまでもない。それを今朝は食堂のテーブルに開いてひとしきり眺める。そして「オレもインドシナの山の中で、とんでもねぇ掘り出し物に行き当たらねぇかなぁ」などという、虫の良い妄想にひたる。
朝飯 ホタテ貝の浜焼き、芹のおひたし、目玉焼き、鰯の銚子煮、納豆、大根と胡瓜としその実の醬油漬け、メシ、揚げ湯波と芹の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の五目ラーメン
晩飯 トマトとレタスとモツァレラチーズのサラダ、鱈子と菜花のスパゲティ、“TIO PEPE”(ソーダ割り)、いちご