2018.3.7 (水) 損をしない買い溜め
「買い溜めは大抵、損をする。」という表題の日記を1月3日に書いた。
損をする買い溜めとは多く、買った物が使われないまま棄てられる状況を言う。それよりも更に損と思われるのは、買った物が使われないまま、しかし棄てるのは惜しくて取り置かれ、場所を占有し続ける状態ではないか。
ところで「買い溜めは大抵、損をする。」と日記に書いた僕も、実は買い溜めをする。買い溜めたものは2階の倉庫に保管をしている。それらはすなわち、ティッシュペーパー、洗口液、茶葉、煮干し、缶入りソーダ、ウィスキー、白酒、そしてワインである。
昨秋、日本では宅配便の価格が大幅に上がった。一定以上の買い物をすれば送料は無料としていたウェブショップも、それを廃止する例が目立っていた。
たまたま普段飲みのワインが少なくなっていたところから、そのワインの名を検索エンジンに入れて見つかった店もやはり、送料の無料サービスはその月いっぱいと謳っていた。迷っているヒマはない。僕はその店でいつものワインを4ダース買った。
夕刻、そのワインを2階のワイン蔵に取りに行くと、残りは35本に減っていた。
僕が2階に買い溜めたものに限っては「使われないまま棄てられる」ことはないだろう。人はいつ死ぬか分からない。とはいえ2階の諸々が使い果たされる前に僕が死ねば、残ったティッシュペーパー、洗口液、茶葉、煮干し、缶入りソーダ、ウィスキー、白酒、そして白ワインは、家族が1年以内に使い切るだろうからだ。
問題は、赤ワインの在庫である。ウチはどうも、肉はあまり食べないらしい。食べても豚肉や鶏肉が多く、赤ワインはあまり飲まない。それに気づいたのは、赤ワインを買い溜めて以降のことである。
朝飯 厚揚げ豆腐の淡味炊き、納豆、スペイン風目玉焼き、ほうれん草のソテー、大根と胡瓜としその実の醬油漬け、メシ、揚げ湯波と白菜と玉葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとレタスとアボカドのサラダ、ベーコンとグリーンアスパラガスのスパゲティ、チーズ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、富貴豆、“Old Parr”(生)