2018.2.26 (月) “Climbing Ice” by Yvon Chouinard
昨年の秋も深まったころ、数寄屋通りの「おぐ羅」で一夕、芋焼酎のお湯割りを飲んだ。そして地上に上がって更に視線を上の方に及ばせると、三亀の2階に思いがけず、蕎麦の「よし田」が見えた。僕の知る「よし田」は確か、鈴らん通りの7丁目にあったはずだ。だから「隨分と遠くに引っ越したんだなぁ」と、そのときは感じた。
新橋で用を足し、銀座で更に用を足すと、時刻は13時を過ぎていた。なにか食べようとして、数ヶ月前の「よし田」のことを思い出した。よって中央通りから金春通り、見番通り、並木通りと突っ切って旧電通通りを渡る。
「よし田」の蕎麦は、7丁目のときより美味くなっているように思われた。次は夕方に来て、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲みたい。
銀座から乗った地下鉄を末広町で降りる。禿頭にもかかわらず、帽子はかぶらず、しかし襟元をマフラーで守った人が新橋や銀座には目立った。その傾向は上野でも変わらない。襟元も悪くはないけれど、防寒には帽子が一番だ。僕はそのことを、イヴォン・シュイナードの「アイスクライミング」で知った。
長男と次男とは、御徒町のガード下で待ち合わせていた。そして中国北方のあれこれを肴に白酒を飲む。
朝飯 独活のきんぴら、ひじきと梅干と白胡麻のふりかけ、生のトマトと茹でたブロッコリー、小松菜のおひたし、鯵の干物、大根と胡瓜としその実の醬油漬け、メシ、揚げ湯波と二種の葱の味噌汁
昼飯 「よし田」の牡蠣南蛮蕎麦(関西風つゆ)
晩飯 「老酒舗」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、其の七、其の八、其の九、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)