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清閑 PERSONAL DIARY

2018.2.21 (水) 初会議

「2/21(水) 昼食12:00 神社13:30」と記したポストイットが事務机の電子計算機に貼ってある。このクリーム色の紙はきのう、左手のカレンダーから否が応でも目に付くところに移したものだ。

すべての社員が昼の休憩から職場に戻る13時30分以降に、僕は昼食を摂ることにしている。しかし今日は、サンドイッチとホットミルクによるそれを、12時より事務室でそそくさと済ませる。

「それでは皆さん、13:30に神社集合ということで、よろしくお願いいたします」と、12時47分に町内役員のグループラインに流す。しかし「既読」の表示される速度ははかばかしくない。「みんな、大丈夫か」という不安が頭をもたげる。

総鎮守瀧尾神社の今年度の行事について、日光市今市地区旧市街すべての町内の自治会長、神社総代、神社世話人に、当番町の自治会長が諮る「初会議」は14時からの予定だ。昨年まで僕は、神社の催しには責任役員として、定刻の15分前には社務所に着いているよう心がけていた。しかし今年度は当番町の一員として、神社には定刻の30分前に集まることが、町内で決められている。

“JAPAN BLUE JEANS”の紺色のパンツを穿き、白いシャツにオレンジと緑の縞のネクタイを締める。その上に”HOFFER”の青いチロリアンジャケットを重ね、”MAMMUT”の黒い帽子をかぶる。そして首にはむかしオフクロがエアフランスの客室乗務員にもらった赤いブランケットを巻いて外へ出る。脱ぎ履きの際に手間取らないよう、靴は”MERRELL”のジャングルモックである。

13時27分、神社の参道では、頭のユザワツネオさんが分厚い羽毛服を着て下足番を務めていた。社務所へ上がると、会議のための机や座布団が、既にしてきれいに並べられていた。役員の男はほとんどスーツを着ている。接待のための婦人会はおそろいの作務衣姿で、いつ声をかけられても動けるよう、座敷で待機をしている。僕だけが、まるで遊びに行くような恰好をしている。町内役員のグループラインに「既読」が付きづらかったのは、多分その時間から、みな忙しく立ち働いていたからに違いない。

初会議は、多生はギクシャクするところもあったものの、まぁまぁ無事に完了した。次は今月25日の春季小祭である。その春季小祭へ向けての話し合い、および今日の反省のための飲み会が急遽、今夜18時30分から催されることになる。しかし僕は、そこに参加をするための挙手はしなかった。

帰社すると、先週の火曜日から日本橋タカシマヤに出張をしていた家内と長男が戻っていた。彼らの、取りあえずの残務整理が完了したところで彼らの報告を聞き、また彼らが留守のあいだに書き留めた覚え書きに基づいて、彼らに種々の相談をしながら夜に至る。


朝飯 秋刀魚の梅煮、大根の麹漬け、納豆、生玉子、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、なめこと万能葱の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」のサンドイッチ、ホットミルク
晩飯 牡蠣の酒蒸しポテトサラダと刻みキャベツを添えた牡蠣フライ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、ケーキ、“Old Parr”(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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