2018.2.11 (日) 残月
朝、廊下の遮光カーテンをすこしずらして外を見ると、道が濡れていたからすこし落胆をした。折角の休みに雨が降れば、日光へ遊びに来ようとする人の出鼻をくじく。そうすれば店の売上げも落ちる。雨はできれば夜に降って、昼のあいだは止んでいて欲しいのだ。
それから小一時間ほどもするうち夜が明けてくる。僕の不安を大きく裏切るように、東の方角には、これから晴れ上がろうとする空の青があった。南寄りの少し高いところには、旧暦12月26日の月も残っている。何も言うことのない、朝の景色である。
今年の2月の連休は、昨年のそれよりも日の並びが良い。今日は、子供のころはとても楽しみにしていた花市がJR通りで開かれている。しかしそこに足を延ばす時間の余裕は無い。
ところで花市といえば、僕は賭け将棋や「焼け跡から掘り出された万年筆」には間に合わなかった。しかしルーレット賭博や「ガマの油」には間に合った。また地元ではなく木更津の八幡様の縁日ではあったけれど「蛇女」にも間に合った。今、そのような面白さをお祭に求めるなら、遠く南の国まで足を延ばさなければならないだろう。
朝飯 納豆、しもつかり、目玉焼き、ほうれん草のおひたし、大根の麹漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と茄子の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 「コスモス」のトマトとモツァレラチーズのサラダ、カツレツ、ウォッカマーティニ、ドライマーティニ、”TIO PEPE”