2018.2.10 (土) 起こされたのは2回
1990年代のはじめにまとまった数のワインを買った。そのころ市場に出ていたワインの、ボルドーやブルゴーニュにおける当たり年は1982年、1985年、1986年あたりだったから、ウチにある赤ワインは、その年代のものが多い。
それらのワインは、普段飲みとしては勿体ない価格帯のものばかりだ。迂闊にも後から気づいたことだが、それらは当然のことながら、普段は勿体なくて飲めない。よって別に安いワインを買い、普段はそれらを飲んできた。その結果何が起きたかといえば、飲まれないまま老いたワインの大量発生である。
今日は19時から町内の会議が公民館である。話し合いはことによると、21時くらいまで続くかも知れない。よって家内には取り急ぎスパゲティを作ってもらい、それを肴に普段飲みとしては勿体ない価格帯の、老いたワインを飲む。
力のあるワインは、僕の酒量ではせいぜい1本の半分しか干せない。ところが老いて衰えたワインは不思議なことに、スルリと1本が飲めてしまう。そうして18時50分に食堂を離れ、公民館へと向かう。
会議の席では何回か眠り、僕の記憶や意見が必要になったところで起こされる。今夜、起こされたのは2回だった。そのうちの1回は、僕にしては中々の妙案を提供できたように思う。
朝飯 しもつかり、納豆、温泉玉子、ほうれん草のソテー、生のトマト、大根の麹漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 トマトと牛挽き肉のスパゲティ、“CHARMES CHAMBERTIN DOMAINE DUJAC 1985”