2018.2.5 (月) 朝の遊び
家にいるときには、ほとんど毎朝、味噌汁を作る。味噌汁を作ることは、僕にとっては遊びである。毎朝、小さな実験をする。自分の口に入るものであれば、その実験が成功しようが失敗しようが大した問題ではない。
1杯の味噌汁には、およそ200ccの水が必要だ。だしには煮干しを使う。扱いが楽だからだ。煮干しは水100ccに対して1尾が適当量だ。前の晩に鍋の水に投入をしておけば、翌朝には水が出汁に変わっている。難しいことは何も無い。
九州西部で獲れた銀色の煮干しは、そのまま使って問題はない。銚子沖で獲れた青みを帯びた煮干しは、ことによると頭と内臓を除いた方が、万人向きの味噌汁ができるかも知れない。
水に煮干しを入れることを前の晩に忘れたときには、朝、鍋の水に煮干しを入れ、沸騰直前に火を止めて煮干しを取り出せば、それで問題は無い。
今朝は小ぶりのトマト2個をおろし金ですり下ろし、それを出汁に加えた。好物の揚げ湯波は、きのうまでに使い果たしていた。よって今朝の具は、トマトと万能葱のみである。
味噌汁は、熱くなければ気が済まない。量も、たっぷりなければ気が済まない。鍋からお玉でお椀に満たした味噌汁が冷めないよう、味噌汁以外のものはすべて、あらかじめ食卓に並べておく。
今朝の味噌汁は、実験としては失敗だったかも知れない。出汁と味噌とをできるだけ高い次元で調和させようと考えれば、具には、あまり新奇さを加えない方がよろしいと思う。
朝飯 塩豆、生玉子、納豆、塩鮭、なめこのたまりだき、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトのサラダ、茄子とトマトとベビーリーフのサラダ、無花果のパン、鶏肉とマッシュルームのグラタン、”Petit Chablis Billaud Simon 2015″、イチゴの杏仁豆腐