2018.1.29 (月) つぎあて
「自分の子供のときの写真などは、とてもではないけれど、人に見せられるものではない、まるで難民みたいで」と、むかしある作家が書いていた。その作家の年齢は多分、僕よりひとつふたつ上だろう。とすれば、その子供時代は僕とおなじく昭和三十年代に重なる。
子供のころ、僕の服には、オフクロによるつぎ当てが目立っていた。実は今でも、つぎの当たった服が好きである。「すり減らない道具が好き」とか「道具がすり減れば、修理を施して更に使うことが好き」という僕の好みにも、それは合致をしている。
2016年の4月にユニクロで手に入れた、木綿のズボン3本の裾が隨分とすり切れてきた。このまま放置をすれば、またたく間にみすぼらしくなるだろう。そう考えて先日はイオン今市店へ出かけ、2階の手芸屋で帆布を50センチほど買った。そしてその帆布とズボン3本を持って1階のリフォーム屋「マジックミシン」を訪ね、帆布をズボンの裾にぐるりと縫い付けてもらった。
小遣い帳によれば、ユニクロのズボンは3,225円だった。今回の修理にかかった経費は、1本あたり1,254円だった。
新品を買った方が安上がりに感じられないでもないけれど、僕の経験からすれば、ズボンは裾まわりを修理して更に使った方が、圧倒的に経済的である。それよりも何よりも「つぎの当たった服が好き」という好みがある以上、次のズボンにも、やはりつぎは当てるに違いない。
朝飯 ひじきと人参と揚げ湯波の甘辛煮、納豆、スペイン風目玉焼き、油揚げと小松菜の炊き合わせ、ごぼうのたまり漬、明太子、メシ、揚げ湯波と玉葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ほうれん草の胡麻和え、肉じゃが、田作り、鮭と昆布の重ね煮、おでん、千枚漬け、「軸屋酒造」の芋焼酎”Rin precious”(お湯割り)、ロールケーキ、”Old Parr”(生)