2018.1.14 (日) 春隣
「正月の飾りは15日の風に当てるな」とは、オフクロによく言われていたことで、頭にこびりついている。よって店や事務室の柱飾り、製造現場や家の注連縄は、14日に片付けるものとばかり考えていた。一方、鏡開きは11日で、社内や家の中の鏡餅はすべて、この日に片付けられた。
そのついでと言っては語弊があるかも知れないけれど、14日に手をつけるものとばかり考えていた正月飾りも、鏡餅と同時に綺麗さっぱり目の届くところから消えた。「拍子抜け」とは、このことである。
鏡餅や正月飾りと共に店舗正面右の季節の書も、おなじ11日に「賀正」から「春燐」に掛けかえられた。また店内の客だまりに活けられた正月の花は、僕が不在にしていたきのう、カワムラコーセン先生が来て、その一部を大ぶりの壺にまとめ、残りは処分するため持ち帰ったという。
こうして正月が、つまり新年は、足早に去って行くのだ。いまだ元日から2週間も経たないうちに。
朝飯 ほうれん草のソテー、温泉玉子、納豆、すぐき、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、シジミと万能葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 ベーコンと白菜のスープ、ポテトと人参のサラダを添えたハンバーグステーキ、“Hautes Cotes de Nuits Vicomte Bernard de Romanet 1988”、いちご