2017.12.27 (水) 降雪
「あー、これはふっかけじゃない、本格的な雪だ」と、食堂の窓から外を眺めつつ家内が言う。山に降る雪が風に乗って里まで運ばれてくる「ふっかけ」は、風向きが変われば直ぐに止む。しかし今朝の雪は地面を白く覆いつつあるから確かに「ふっかけ」ではない。
伸びた髪と髭が、数日前から気になっていた。3名の事務係すべてが出勤をするのは、年内は今日が最後だ。周囲の状況の整った8時30分に外へ出て会津西街道と日光街道を渡り、加藤床屋の扉を押す。
「余計なものが降ってきやがったな」と、僕の髪にハサミを入れながらオヤジさんがつぶやく。この雪により、ウチの今日の売上は激減するだろう。雪による商売への後遺症は、3日ほどは続く。明日からの好天により、早く雪の溶けることを望むばかりだ。
幸いなことに今日の雪は、夕刻まで断続的に続いたものの、その量はごく少なかった。しかし凍結を避けるため、朝に引き続いて夕刻にも、長男は店の駐車場に融雪剤を撒いた。
退出のタイムカードを押した製造係のタカクコータロー君に、帰りの足について訊く。クルマのタイヤはいまだ、雪用のそれには換えていないという。タカク君の自宅は、ウチから2キロたらずのところにある。よって今日は歩いて帰るするよう促す。
朝飯 生のトマト、納豆、ほうれん草のソテー、生玉子、肉味噌、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、蕪と揚げ湯波と貝割れ菜の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 ほうれん草と2種のチーズのサラダ、“brivory”のパン、「自由学園パン工場」のシュトーレン、トマトのニョッキを添えた牛カツ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、“GRANDS ECHEZEAUX Vicomte Bernard de Romanet 1985”