2017.12.24 (日) 特損保険
いまだそのノレンをくぐったことはないけれど、いずれは訪ねてみたいと考えている飲み屋のあるじが「この忘年会シーズンに、立て続けに2件もキャンセルを食らった」と、怒りを含んだ日記をウェブ上に書いていた。その予約のために断った客も少なくなかったという。
僕が1990年代のはじめから学び続けているのがマネジメントゲームだ。参加者各自が社長になり、2日間で盤上に5期分の経営をする。このゲームに「得意先倒産で特別損失30円」というリスクカードがある。
マネジメントゲームは倫理にもとらない限り、ルール表で禁じられていること以外は何でもできる。あるとき「私に5円の保険金を支払ってくれれば、あなたが特別損失のカードを引いたとき、その30円を補填します」という副業を、ナガシマモトイさんが思いついた。
6人の客を集められれば30円。その6人のうちのひとりに特別損失が発生すれば保険業としての儲けはゼロ。2人が「得意先倒産」を引けば30円の赤字になる。ナガシマさんがこの保険業を、次の機会にも試したかどうかは知らない。リスクカードを引く確率からすれば、5円の保険金は安すぎるように、僕には感じられた。
ところで最近、予約のキャンセルにより飲食店が被った損失を補填する保険ができたという話題をウェブ上で目にした。軽く読み流したため、その仕組みについては不明である。
朝飯 紅白なます、納豆、白菜漬け、スクランブルドエッグ、たまり漬「栃木県壬生町産の生姜です。」、塩鮭、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 菜の花漬け、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、塩鮭、肉味噌によるお茶漬け
晩飯 タルトフランベ、「進々堂」のシュトーレン、「自由学園パン工場」のシュトーレン、“neu frank”のレバーペーストとポークリエット、ポテトフライ、鶏とマカロニのグラタン、ローストポークと芥子菜、バームクーヘンと林檎ジャムとアイスクリームの盛り合わせ、“GRANDS ECHEZEAUX Vicomte Bernard de Romanet 1985”