2017.11.24 (金) ひとり静かに
店には畳1枚分の作業台がふたつある。それら2台はおなじ作りに見えながら、しかし裏に回ると、それぞれの機能は異なっている。片方の台の下には、毎日の売上金額を書いた紙がある。その紙にはまた、日ごとの天気も記されている。
このところは曇り、曇りのち雨、あるいは曇りときどき雨の日が続いていた。ところが今朝に限っては、文句なしの快晴が全天に広がった。山々を控え目に飾る粉雪は、朝の光を受けてオレンジ色に光っている。これからいよいよ気温が下がり、空気が澄み切れば、山の景色は更に綺麗になるだろう。
日光が多くのお客様に恵まれるのは、5月の黄金週間、お盆、そして紅葉の秋である。しかし日光は、真夏と真冬にこそ最も美しい。ひとり静かに愉しみたければ、日光には断然、真冬に来るべきと、僕は思う。
もっとも「人のまばらな遊園地で遊んで、君、面白いか」と問われれば「個々の嗜好による」と答えるしかないだろう。人のいない遊園地、僕は、好きである。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトのソテーを添えたベーコンエッグ、切り昆布の炒り煮、明太子、きゅうりのたまり漬(試作品)、メシ、揚げ湯波と玉葱の味噌汁
昼飯 朝のおかずを流用した弁当
晩飯 鶏とセロリとピーマンのサラダ、きのうの「ソーセージとトリッパと牛すじ肉と豚の皮のトマト煮」の残りのソースを使ったスパゲティ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、自由学園のクッキー、”Old Parr”(生)