2017.11.23 (木) ガンバロー会
休みの日は朝から晴れ上がることが理想である。ところが今日は、折角の祭日にもかかわらず、空は朝から曇ってとても暗い。遊びに出ようとする人の出鼻をくじくような天候である。ところが昼がちかくなると、気づかないうちに雲は一掃され、薄く雪をかぶった山々の上には青空が広がった。
製造現場には、先週に続いて完成を待つ「なめこのたまりだき」が大きな樽の「たまり」に漬け込まれて並んでいる。店舗では販売係が、初売りの数日間にお配りするお年賀を、接客の合間に作り続けている。紅葉狩りのお客様があらかた引いた今ごろは、ほんのいっときではあるけれど、社内は静かになるのだ。
ところがその静けさが、今日の夕刻に限ってはシンガポールからの団体様により、大変な賑わいに一変した。買っていただいたのは、主に「らっきょうのたまり漬」と味噌のたぐいである。東アジアから東南アジアにかけては、日本よりはるかに多種の醸造調味料を持ち、はるかに多様な調理法を駆使する。今日のお客様に教えていただいた「ひしお」の使い方は、早速、春のタイ行きで試してみよう。
これから年末にかけての繁忙を乗り切るべく、終業後は本日出勤の社員が応接間に集まり、家内と長男の料理により「ガンバロー会」を催す。
朝飯 切り昆布の炒り煮、揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、スクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマト、なすのたまり漬、納豆、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、切り昆布の炒り煮、明太子によるお茶漬け
晩飯 3種のきのこのマリネ、ブルスケッタ、トマトとアボカドとレタスのサラダ、ブロッコリーのキッシュ、フォカッチャ、若布の揚げパン、ソーセージとブラックオリーブのペンネ、ソーセージとトリッパと牛すじ肉と豚の皮のトマト煮、たまり漬「青森県田子町産のにんにくです。」によるガーリックライス、イベリコ豚の肩ロースのロースト、アップルパイ、ヨーグルトのムース、赤ワイン