2017.11.5 (日) 日曜版
四半世紀ほども前のある朝、知人の家を訪ねると、僕より少し年長のその人はコーヒーカップを右手に持ち、ボンヤリと庭を眺めていた。それを見て、そのような時の過ごし方のあることを初めて知った。年中無休の僕には持ち得ない時間である。
数ヶ月前に紙面の一新された日本経済新聞が悪くない。殊にその日曜版は面白そうだ。しかしそれを読んでいるヒマは無い。
「夜になれば読めるだろう」と言われれば、夜は飲酒喫飯をし、それが済めば入浴をしてすぐに就寝するから新聞は読めない。「配達された直後に読めば良いではないか」と言われれば、新聞の日曜版は日曜日の午前に読むのがふさわしいような気がしているから早朝には開かない。
今朝のそれも目次に目を走らせれば僕の興味を惹く記事がいくつも並んでいるけれど、今日もまた、それらは読まれないまま、古新聞のためのプラスティックの箱に重ねられるのだ。もったいないことこの上ない。
朝飯 巻湯波の淡味炊き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、トマトのソテーを添えたスクランブルドエッグ、蒲鉾の甘辛煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、赤紫蘇の葉と白胡麻のふりかけ、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 茹でた隠元豆の胡麻和え、ピエンロー、その鍋で作った雑炊、麦焼酎「田苑シルバー」(ソーダ割り)、梨、シュークリーム、”Old Parr”(生)