2017.10.23 (月) 台風の目
明け方の雨は、窓を滝のように伝い、また風向きによっては、その窓を強く叩いた。尋常ひととおりの降水量ではない。しかし午前6時を過ぎると急に静かになり、あれほど強かった雨は、やがて嘘のように止んだ。台風の目に入ったのだろうか。しかしいくら大型の台風とはいえ、いま東京か茨城あたりを北上中の、その「目」の半径が100kmということはないはずだ。どうも腑に落ちない静けさである。
7時20分に開店の準備をしながら、ノレンは事務室の中に納めたままとする。雨は止んだものの、風は依然として強かったからだ。あたり一面に散った木の葉は、掃いても掃いて、またどこかから飛んできて、きりがない。
昼がちかくなるころ、台風一過にはほど遠いものの、空が一瞬、晴れる。すかさず4階に上がり、山の写真を撮る。
「土曜日は平日の2倍、忙しい。日曜日は平日の3倍、忙しい」と、きのうの日記には書いた。ところが今日の売上金額は、日曜日だったきのうのそれを超えた。「雨が去った途端に」である。
夜は長男に、肉を焼いてもらう。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトのソテーを添えた目玉焼き、たまり漬「刻みザクザクしょうが」、鮭の昆布巻き、薩摩芋の甘煮、メシ、揚げ湯波と茗荷の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のスーラーメン
晩飯 ジュリアンスープ、ビーフステーキ、ジャガイモのグラタン、“Vosne-Romanée Domaine J.C. 2005”、2種の葡萄、甘い物の盛り合わせ