2017.9.21 (木) 長いレンズ
07:03発の上り特急スペーシアに乗るべく、東武日光線下今市駅のプラットフォームに立つ。ここの、飲物の自動販売機でお茶を買うときにはいつも、小さからぬ葛藤にかられる。
280ccのお茶は130円。それに対して500ccのお茶は160円。容量と価格の関係からすれば、後者の方が圧倒的に得だ。しかし500ccのボトルでは東京に着くまでに飲みきれず、ザックに入れて持ち歩くことになる。”theory of constraints”に照らせば280ccを選ぶのが常道と思われる。そして遂に、280ccの方のボタンを押す。
1週間ほど前から”Let’s note”の左クリックボタンの調子が悪くなっていた。いつ利かなくなるか分からない。しかし家内と長男は新宿タカシマヤに出張中であり、また茗荷の買い入れもある。とてもではないけれど、会社を空けられる状態ではなかった。そして本日ようやく、秋葉原の「LUMIX & Let’s note修理工房」を訪ねる。
インターネットで予約をした上で実機を預ければ、修理は数時間で完了する。この工房のある限り、僕が”Let’s note”から離れることはないだろう。
工房を出て昌平橋通りに出る。神田明神下の交差点を9時25分に通過する。湯島天神下から切り通し坂を上がり、湯島2丁目の、春日通りに面した床屋には9時42分に着いた。数日前に予約をしておいたこの床屋は僕が学生時代に通っていた店で、多分、38年ぶりになる。いまだ若かった店主夫妻は既にして引退をし、代は息子に替わっていた。
本郷三丁目まで歩いて丸ノ内線で銀座に出る。先ずはコアビル地下1階の靴屋におもむき、日本に入るそばから売り切れる靴1足を予約する。昼食をませて後はシャネルビル4階のギャラリーに上がり、ドゥパルドンの写真展を観る。この人は長いレンズによるスナップショットが上手い。
「LUMIX & Let’s note修理工房」は、修理が完了すると電話またはショートメールでその旨を知らせてくれる。新橋で少々の買い物をし、山手線で秋葉原に戻る。左クリックボタンの復旧した、そしてこれは無料によるサービスなのだが、真新しいキーボードに交換された”Let’s note”を受け取り、日比谷線にて北千住に戻る。
月に1度の、日本酒に特化した飲み会「本酒会」の9月の例会場所は大抵、ウチだ。そして僕も含めた7名で4種の日本酒を飲む。
朝飯 たまり漬のおむすび
昼飯 「三州屋銀座店」の秋刀魚の塩焼き定食
晩飯 酒肴あれこれ、たまり漬「刻みザクザクしょうが」と同「鬼おろしにんにく」を薬味にした鰹のたたき、白海老の天ぷら、牛肉のたまり漬け焼き、うどん、ヤギサワカツミ本酒会員の差し入れによるトリッパのトマト煮、4種の日本酒(冷や)