季節ごとの香り高い野菜を浅漬けにして、日々の食卓を彩ってみませんか。
今回は、日光味噌のたまり浅漬けの素「朝露」を使って、春採れのにらをたまり漬にしてみますよ。
まずはにらを用意します。
切れば水が垂れてくるような新鮮なもののほうが、香りも柔らかく甘みもあるような気がします。
一年中なまの野菜が食べられるのは、農家や流通業のみなさんの努力のおかげではありますが、
やはり旬のものを旬の時期に食べるおいしさは、こたえられないものがあります。
値段だって、時期のものはぐっと手頃になるもの。
一般に、野菜や魚などのナマものは、品質の良いときに値段が安く、反対に、時期を外れると値段が高くなってくるという、大いなる矛盾を抱えているようにも思います。
それはともかくとして、
まずは、鍋にお湯をたっぷり沸かします。
その間に、にらを巻いているテープを外して、水洗いしましょう。
お湯が沸いた頃合いで、にらを湯がきます。
料理本には「色よく茹でる」なんていう表現がでてきますが、これはいい表現だなあといつも思いますね。(あと、ぼくが好きな表現は「煮えばなをいただく」とか。)
本当に、緑が一気に鮮やかになる瞬間があるんですね。
ここですかさず冷水にとって、冷まします。
ゆだったニラをぎゅぎゅぎゅっとしぼったら、ひと口大に切って、さらに絞ります。
ネギ族特有のぬめりがでてきますが、お気になさらず。
しぼりとった水分を、こんどは吸わせるように、「朝露」で和えます。
量は、にらの四分の一弱がいいかと思います。
こういうのは味のお好みがあるはずですから、適当に。
全体がなじんだら出来上がりです。30分おほ放っておくと、さらに味に一体感が出てきます。
お皿に盛り付けて、ゴマやおかかなんかを振ると、雰囲気がでてきます。
気持ち、盛り付けに高さを出すと、いっそうカッコ良くなりますよ。
ぼくの父方の祖母は、にらのおひたしを納豆の薬味にするのが好きでした。
刻みねぎを薬味にするのは定番ですが、にらは思いつかなかった。
たしかにウマイ。
まあ、やっぱりアレですね、卵かけごはんはテッパンですね。
手堅く美味しいですよ。
みなさんもぜひやってみてくださいね!