「ためしにやってみない?」と言われて、タネを植えたのが、記録によれば4月17日。それから約半年。追肥をしたり、除草したりしてきた生姜の、ついに収穫期を迎えました。
しょうがの葉っぱは笹に似ていて、そのたたずまいは、なんとなくエキゾチックです。
そして、みょうがにそっくり。
花も、面白い形のものが咲きます。きになる方はグーグルしてみてください。
ぼくは、以前見学に行ったタイ北部の生姜畑で、いちどだけみたことがあります。
しょうがは、根っこを食べる野菜です。そして、食べる部分がそのままタネになります。つまり、イモと同じですね。ちなみに、写真の赤丸部分
が、春に植えたタネです。その植えに、白く塊になっている部分が、夏から秋にかけて成長した部分です。一般に、古いタネの部分を「古根(ヒネ)しょうが」と言い、料理用としてスーパーで売っているのはこの部分です。新しょうがの部分だけを、漬物など加工用として使います。ヒネのほうが繊維質で辛味が強く、新しょうがのほうが柔らかく、辛味が少ないのが特徴です。徐々に気温が下がってきて霜が降りることになると、新しょうがの部分も身を守ろうと皮を硬く、繊維質を強くしてきますので、その前に収穫してしまいます。
土からズボズボ抜いたら、茎と根っこをキッチン鋏で切り取り、さらに、新生姜とヒネ生姜にわけます。
まる二日作業して、とれ高300kg。
すくなくとも、あと3倍くらいにはなってほしかったな、、、
今年の夏、とても気温が高い日が続いたため、高温障害が出た可能性があること。
そもそも、はじめの土作りで栄養が足りなかったこと。
除草をもっとマメにすること。
うまくいかなかった原因をつきつめて、来年の植え付けに備えるつもりです。
それにしても、農業はなかなか難しいですねーー。