9月に植え付けをしたらっきょうに、花が咲きはじめました。
らっきょうの花、なじみのある人のほうが少数派でしょう。
色は、薄むらさきから白までのグラデーションがあります。この株はむらさきでしたね。
分蘖(ぶんけつ、と訓みます)は15から20を超えるものもあって、上々。分蘖とは、株別れのことです。らっきょうを一粒植えたところから芽が出て、それが二つに、二つが四つに、四つが八つに、と分裂していきます。この分裂していったところひとつひとつに、らっきょうの玉がついていきます。この玉がまた枝分かれしていって、、、という風に増えていきます。まずは、根っこ、つぎに芽、そのあとは株。幹がしっかりしていないと、いい作物は得られません。
とりあえずは、土作りがうまくいった証拠だと思って安心しています。
これから、追肥だったり除草だったりをキチンとしていけば、来年の夏には、期待が持てそうです。
しょうがは、ちょうど採りごろを迎えていましたよ。
欲をいえば、もう少し肥大してほしいのですが、まあ1年目ですし、上出来だと思います。
経験のあるひとでも腐らせたりすることがある作物ですし、まして、2度の台風直撃を乗り越えたとすれば、もうそれだけで御の字です。
なんといっても農業は1年に1サイクルしか経験できません。大ベテランの農家さんでも、人生のうち50回ていどしか収穫をむかえられません。これが工業製品との最大のちがい。トライ&エラーがぜんぜんきかないんですね。