毎年10月と5月に日光二荒山神社で祭行される「祈醸祭」に、今年も参列してきました。栃木県の酒造組合さん中心のお祭りで、10月には良酒の醸造を祈願し、5月には御礼参りをする、というのがその趣旨です。


県内の各酒蔵さんの当主ないし奥様方が、各社の文様を染め抜いた法被を来て参列される姿は壮観です。まずは前の間、中庭に向かって設置された杉の桶で手水をいただきます。いまはコロナ対策ということで口は洗いません。


本殿に移ったら、八乙女(巫女さん)の舞楽とともに神饌と榊を納めて、最後に霊泉の水を汲んでビンにいただきます。奥の間での直会(神事のあとの宴席)も今はお休み中。古式ゆかしい集まりに、背筋が伸びました。