現在、旧日光中心市街地の歩道整備事業に伴い、湯沢屋さんの店舗は更地となってしまいました。当然、臨時休業中。現在は道向かいにある、コロナ問題で休業中のカフェの厨房を間借りして、水羊羹のみ、数量を限って製造していらっしゃいます。11月には、旧店舗と同じ場所にて、新店舗と新茶寮(古い石蔵を改装中)が竣工するとのこと。新規開店が待ち遠しいですね。


二宮金次郎(尊徳)ときくと多くのかたが思い浮かべるのがあの銅像で、それ以上のイメージを持っている人は少ないのではないかと思います。しかし地元では、金融や農業経営の専門家として、幕末期の日光の地域経済を振興させた功績によって知られています。道半ばで斃れ、今市にて葬られました。一帯には、二宮尊徳にまつわる遺構が数多く存在しています。


以前弊社でも製造させていただいたステーキソースを県中に広めた功労者は、まぎれもなくファミレスチェーン「宮ステーキ」ですが、そもそもは宇都宮の老舗高級鉄板焼「存じやす」さんのレシピが源流。我が家にとっては、存じやすさんで修行された、存じやすさんよりも大衆的なステーキハウス「グリル富士」さんの味がハレの日のごちそうでした。が、惜しくも閉店。ソースを自作して往時を偲んでいる、というわけです。