2018年8月25日

日光江戸村で開催中のイベント「夏の宴」に遊びに行ってきました。

門に一歩足を踏み入れる前から、、、


もう、「江戸ワンダーランド」です。

関所を越えようと、チケット(大人4,700両)を役人に手渡すと、、、


裃付きのお侍さんが、恭しく頭を垂れてくれます。なんという。

ちなみにぼくは、「上澤」の半纏を着て職人姿になっていましたので、挨拶してもらえませんでした。

嗚呼、士農工商!

こんなところまでリアルに再現されています。

地元では

「江戸村?うーん、オープンした時に行ってから、ながくご無沙汰だなあ、、、」

という人が、けっこういます。
ぼくもそうでした。

しかし、15年ほど前だったか?佐野研二郎(そう、あの佐野研二郎)率いる博報堂のチームが入り、
「江戸ワンダーランド」のコンセプトのもと、江戸村は進化し続けているのです。

ここにくれば、どんな人でも、「江戸人」になれます。

 


場内には、専門の劇場が3つあり、つねに飽きることがありません。


今回は「夏の宴」ということで、新内流しのみなさんが、屋形船で演奏していましたよ。

町屋ゾーンに、今回だけの料理屋さん「竃屋」さんがオープンしていました。江戸料理研究家で、「大きな竃」主宰の冬木れいさんの監修によるお店です。


こちらで食べられるのが、江戸のファストフード「揚げだし大根」。大根をじっくりホクホクになるまで素揚げしてあります。
江戸の人はこういうものをオヤツにしていたんですねえ。しかし、よく油があったなあ。

トッピングされているのは、上澤梅太郎商店謹醸のカレーひしおです。「えっ、江戸でカレーですか???」と思った方。

はい、ぼくもそう思いました。

しかし、冬木さん曰く「これは天竺の味です」。

なるほど、天竺の味ときましたか。インド人もビックリならぬ、三蔵法師もビックリの味です。

ホクホクの大根に油のコク、そして、カレー風味の味噌は、すばらしく合いました。


また、お昼ご飯として、煮穴子の御膳をいただきました。

干瓢の原料、夕顔の実を煎り酒で煮て冷やしたの、梅おかか(処暑膏)、こんにゃくときゅうりの人参のぬか漬けの刻んだの(かくや)、寺島茄子の煮浸しとインゲン豆の佃煮、でした。

冷やした出汁が土瓶でついてくるので、最後は冷たい穴子茶漬けで!

ついでにかくやも入れて、爽やかにしちゃって!

ということで、いただきました。もう、いたれり尽せり。

食後に、冬木さんと記念撮影。


冬木さん、実は、友達のお母様なんです。。。ほんとうに、ありがたや。


食後には、柘榴のシロップで色と香りをつけた「金魚白玉」をいただきました。

甘すぎないシロップ、こころばかりのこしあん、シャキッとしめられた白玉、そして涼やかなネーミング。

超クール。

劇場「両国座」では、古今亭文菊さんが落語の公演中でした。これもまた佳き。

チャキチャキの「子ほめ」で大いに笑い、江戸村をあとにしました。

楽しい楽しい一日になりました。

みなさんも、「来てちょんまげ!」